トート
なお、この記事は二部構成になっています。最初に、市内交通やSIM、観光客向けのニューヨーク・パス情報を。後半は、わたしが実際に訪れた美術館やミュージカル、展望台の感想となっています。どちらも、初めてのニューヨーク旅行のご参考になれば嬉しいです。
まず最初に、実際にわたしがまわった施設と日程を。現地では5泊しました。フライトについての記事はこちら→「JALニューヨーク路線ファーストクラス搭乗記」。
- 初日 4/30
JAL004 18:25成田 → 18:20 JFK着 - 2日目 5/1
ニョークパス・ピックアップ、THE RIDE、マダム・タッソー、エンパイア・ステート・ビル、ミス・サイゴン、TOP OF THE ROCK - 3日目 5/2
CIRCLE LINEクルーズ(自由の女神+ブルックリン)、イントレピッド海上航空宇宙博物館、レンタサイクル、ブック・オブ・モルモン - 4日目 5/3
サラベス、乗馬(セントラル・パーク)、MOMA、アメリカ自然史博物館、グッゲンハイム美術館、キンキー・ブーツ - 5日目 5/4
ホイットニー美術館、OLD HOMESTEAD STEAKHOUSE、メトロポリタン美術館、CHICAGO - 6日目 5/5
JAL005 13:25 JFK → 羽田16:25(+1)
訪れたのはゴールデンウィーク。天気は帰国日まで良好で、初夏の日差しを受けて公園の緑もハドソン川の水面もきらきらと輝いていました。気温は東京とほとんど変わらず、夜にはスプリングコートが必要かな?という日が多かったです。日程に関しては上記のとおりなので、カテゴリごとに、おおまかに書いていこうかと思います。
目次
- JFK空港から市内へ 一律35ドルのUBERが便利
- 地下鉄について
- ネット接続はZIP SIMを利用
- ホテル宿泊事情・曜日について
- New York PassとNew York City PASSの違い
- New York City PASS ニューヨーク・シティ・パスは定番6カ所
- New York Pass ニューヨーク・パスは圧倒的な数の名所を網羅
- ニューヨーク・パスとニューヨーク・シティ・パスどっちがおすすめ?
- ニューヨークは美術館の宝庫
- 安くミュージカル当日券を買うならTKTS
- THE RIDE
- CIRCLE LINEクルーズ 観光クルーズ船で自由の女神まで
- レンタ・サイクルでハドソン川〜セントラル・パークまで
- セントラル・パークで馬に乗ろう
- 展望台:エンパイ・ステート・ビルとTOP OF THE ROCK
- まとめ
- おすすめ記事
JFK空港から市内へ 一律35ドルのUBERが便利
東京からのJAL便は、贅沢なことにファーストクラスを利用しての旅だったのですが、そうはいっても移動の疲れは皆無というわけにはいきません。JFKからの交通手段としては列車・バスなど色々と安価な手段はあるのですが、マンハッタンのホテルまでならUBERが一律35ドルのサービスを提供しているので、悪くありません。通常のタクシーなら50ドルといったところですからね。
ニューヨーク市内のUBERとタクシーについて
旅行者の足としてなかなかの人気のUBER。アプリで目的地を選べば、料金の概算が表示され、登録したクレジットカードで自動的に支払い・決済が完了するため、非常にお手軽な交通手段です。
ニューヨークでの利用に関しては、街の構造を念頭においておく必要があります。とくにタイムズ・スクウェアを中心としたエリアは、碁盤の目状に通りが作られています。横糸の通りはストリート、縦糸の通りはアベニューで、それぞれに数字がふられており、いったん法則を把握してしまえば、非常にわかりやすいと思います。
ただ一方通行や渋滞も多いため、自分のいる場所からUBERに乗車できるとは限りません。とくに中心部で多い乗り合い型のUBERPOOLでは、乗車(Pick Up)ポイントに行って車を待つ必要があります。具体的には碁盤の目の場所、縦糸と横糸の交差点です。
この例では、20th streetと8th ave.の交差点で待つように指定されています。わたしは滞在中にUBERを5回ほど利用しましたが、さらに交差点の「南西の角」「北東の角」と、交差点内の位置まで指定されることが多かったです。車線も多く、交通量の多いマンハッタンですから、そこまで限定したほうがお互いにスムーズに落ち合うことができるわけですね。
UBERを使う際の注意点としては、最初にアカウントを作る際、SMS認証が必要になるので、日本国内でアプリをDLして諸々の初期設定をすませておきましょう。アカウントを作ってしまえば、同じスマホに現地SIMを刺しても、問題なくUBERを利用できます。
また通常のイエローキャブを使う場合も、それほど有名ではないお店やホテルに向かう場合などは、最寄の交差点を告げたほうが、スムーズにいくことが多かったです。文法などは気にせず、たとえば「トゥエンティー・ストリート・エイト・アベニュー」などと言えば、連れて行ってくれます。
地下鉄について
地下鉄は、とくに南北間の移動はとても楽です。Uptownなら北行き、Downtownなら南行き。ただ路線によっては、特定の地上出入り口から入らないと利用できなかったりします(○○LINEはどこから入ってね、という表示がある。この際にも交差点で指定されることが多い)。
もうひとつの問題は、知らないうちに急行に乗ってしまうこと。この表示が非常にわかりにくい、しかも、現地に住んでいるニューヨーカーに聞いたら「乗ってるうちに急行に変わってた」という事態が起こることもあるそうで(笑)。そうなった場合は、もうあきらめて戻るしかありませんね。
とはいえ、基本的にはとても使いやすいシステムなのはたしかですし、交通渋滞に巻き込まれない利点があるので、乗り放題パスを購入してもよいと思います。ただし7日間か、30日間のパスしか売っていません。7日間とはいっても、11回地下鉄かバスに乗れば元が取れるので、それより短い期間でもお得になることは多いと思います。
▲名称はMetroCard。自動券売機で購入できます
7日間地下鉄
+バス乗り放題 |
30日地下鉄
+バス間乗り放題 |
7日間地下鉄
+急行バス乗り放題 |
$32 | $121 | $59.50 |
上記は2017年3月19日に改訂された値段です。駅で購入する片道切符(Single Ride Ticket)は一回3ドル。ニューヨーク地下鉄の公式HPはこちら。
なお、東西の移動はバスの方がアクセスがよいことが多く、メトロカードがあれば、それにも無料で乗れます。バスは一見使いづらいですが、グーグルマップさんに聞けば乗り場と番号を教えてくれるので非常に便利です。私の場合、後で触れるサークルライン観光クルーズやイントレピッド海上航空宇宙博物館へ行く際には、バスを利用しました。
ネット接続はZIP SIMを利用
SIMは日本のAmazonで買っていきました。現地で買うよりも安いので、あらかじめ購入しておくのがおすすめです。容量は500MB、1GB、2GBとあり、わたしは1GBのプランにしました。
NY行きの機内でSIMを入れておき、到着後には再起動したら数分でSMSが届き、使えるようになりました。設定を変える必要がある場合でも、日本語の説明書がついているので安心です。現地ではおおむね4G回線をつかんでいました。
ホテル宿泊事情・曜日について
土地が限られた島状のマンハッタンは、非常にホテル代が高いです。非常に高いです。二度言いたくなるくらい高いです。平日にビジネスで訪れる人が多いため、週末の方がどのホテルでも安くなる傾向があります。
平日だと、他の都市であれば1万円程度の、どうということのないビジネスホテルでも3~4万円はします。その分、前回の記事で書いたように、クレジットカードの無料宿泊特典やポイント等を使えば節約効果は大きいです。
それでも予算的に厳しければ、橋を越えてブルックリンやジャージーシティなど、マンハッタンの対岸にホテルを取るのも一案だと思います。とくにブルックリンは、ブルックリン・ルネサンスと称されるアートシーンが活況を呈しており楽しめそうですし、陽がくれたあと、マンハッタンのビル街の夜景を対岸から眺めるのも良いでしょう。
また、木・金曜日くらいから、美術館の営業時間が延長されることが多かったです。逆に、月・火などは休んでしまう施設も珍しくありません(ブルックリン美術館やフリック・コレクションなど)。時間の限られた旅行であれば、週末にあわせた方がなにかと時間を有効に使えるかもしれません。
New York PassとNew York City PASSの違い
いくつもの観光名所への入場券がセットになっているパス。世界中の都市で似たようなパスがありますが、元を取るのって、けっこう難しいですよね? でもニューヨークでは活用のしがいがあるように思いました。いくつかのパスがあるのですが、代表的なのはNew York Pass(ニューヨーク・パス)とNew York City PASS(ニューヨーク・シティ・パス)。ちょっと紛らわしい。
わたしが購入したのはNew York Pass(以下ニューヨーク・パス)のほうです。New York City Pass(以下シティ・パス)との違いは、対象施設の数と、有効期間です。
New York City PASS ニューヨーク・シティ・パスは定番6カ所
Official New York CityPASS® | Visit 6 New York Attractions for $122
まずシティ・パスの方には、大半の観光客が回るであろう、定番の観光名所が6つ含まれています。値段は大人122ドル、子供98ドル。
New York CityPASS対象施設
- エンパイア・ステート・ビル展望台
- アメリカ自然史博物館
- メトロポリタン美術館
- TOP OF THE ROCK展望台 or グッゲンハイム美術館
- 自由の女神+エリス島 or サークルライン観光クルーズ
- 9/11メモリアル博物館 or イントレピッド海上航空宇宙博物館
4.~6.は選択制で、どちらかを選ぶようになっています。いくらお得なのか、合計料金から見てみましょう。選択制の項目は高価な方を選びました。
メトロポリタン美術館 | $25 |
アメリカ自然史博物館 | $27 |
サークルライン観光クルーズ | $39 |
エンパイアステートビル | $49 |
TOP OF THE ROCK | $37 |
イントレピッド | $33 |
合計 | $210 |
New York CityPASSは88ドル(42%)の節約効果
定価122ドルに対し、入場料の合計金額は210ドルなので、88ドルもの節約になります。ただメトロポリタン美術館は寄付制なので、1ドルで入ることも可能です(ただまぁ、そこは気持ちだからこそ、ある程度払いたいという気がしますが)。いずれにしても、一施設ごとに入場料を払うよりも大幅に安いことは間違いありません。
Skip the line
金額面でのメリットだけでなく、Skip the lineといわれる優先入場ルートを使えるのも利点です。空港の優先保安検査やディズニーのファスト・パスみたいなものですね。ただ、観光名所とはいえ保安検査などは受けなければいけませんので、完全に行列なしというわけにはいきません。
ニューヨーク・シティ・パスの有効期限は9日間
有効期限は、最初の施設で利用した日から9日間。かなり長期間なので、6施設をまわる時間は十分にあると思います。
New York City PASSがおすすめなのは?
6カ所の施設は、初めてニューヨークを訪れる旅行者ならまずは訪れるであろうセレクションになっていると思います。加えて9日間の期限があるので、定番観光名所をおさえつつ、ショッピングなど、その他のアクティビティを楽しみたい方には最適なパスかと思います。仕事でしばらく滞在するという方にもよいですね。
ただ2日間程度の短い期間だけ滞在するという方でも、定番スポットばかりなだけに、ある程度回ればもとは取れるかと思います。なにせ施設ごとの通常購入だと、かなりお高いですからね。
New York Pass ニューヨーク・パスは圧倒的な数の名所を網羅
続いて、わたしが購入したニューヨーク・パスの方を見てみましょう。シティ・パスとの一番の違いは、圧倒的な対象施設数です。対象リスト、いきますよ? 長いですよ?
名称 | 入場料 |
9/11 Memorial & Museum ▲
9/11メモリアル・ミュージアム |
$24 |
9/11 Tribute Center
9/11トリビュート・センター |
$15 |
American Museum of Natural History
アメリカ自然史博物館 |
$22 |
Atlantic City Excursion on Academy Bus アトランティック・シティー・ツアー(Academy Bus利用) |
$38 |
Big Bus Tours – 48/24 hour Hop-on Hop-off Tickets
ビッグ・バス・ツアー(乗り降り自由の二階建てバス・一日有効) |
$62 |
Blazing Saddles
レンタサイクル |
$44 |
Bronx Renaissance Tour
ブロンクス・ルネッサンス・見学ツアー |
$35 |
Bronx’s Little Italy: Arthur Avenue and Belmont
ブロンクス・リトル・イタリア・見学ツアー |
$35 |
Brooklyn Bridge Sightseeing Bike Tours and Rentals
ブルックリン・ブリッジ・レンタサイクル&ツアー |
$45 |
Brooklyn Bridge Sightseeing Walking Tour
ブルックリン・ブリッジ・徒歩見学ツアー |
$24 |
Brooklyn Children’s Museum ブルックリン子供博物館 |
$9 |
Brooklyn Historical Society
ブルックリン歴史協会 |
$10 |
Brooklyn Museum
ブルックリン美術館 |
$16 |
Carnegie Hall Tours
カーネギーホール見学ツアー |
$15 |
Central Park Bicycle Rentals & Tours
セントラル・パーク・レンタサイクル |
$49 |
Central Park Sightseeing Bike Tours & Rentals
セントラル・パーク・自転車見学ツアー |
$45 |
Central Park Sightseeing Walking Tour
セントラル・パーク・徒歩見学ツアー |
$24 |
Circle Line Downtown
サークルライン・ダウンタウン観光クルーズ |
$31 |
Circle Line Sightseeing Cruises ▲
サークルライン観光クルーズ |
$41 |
Clipper City Tall Ship Cruises Manhattan By Sail
クリッパー・シティー帆船クルーズ |
$39 |
Cooper Hewitt, Smithsonian Design Museum
クーパー・ヒューイット・スミソニアン・デザイン美術館 |
$16 |
Discovery Times Square
タイムズスクエア見学ツアー |
$27 |
Dyckman Farmhouse Museum
ダイクマンハウス博物館 |
$1 |
El Museo del Barrio
エル・ムセオ・デル・バリオ(ラテン文化の美術館) |
$9 |
Empire State Building Observation Deck
エンパイア・ステート・ビル展望台 |
$32 |
Fashion Windows Walking Tour
ファッション・ウィンドー見学ツアー |
$34.99 |
FDNY Fire Zone
ニューヨーク消防局展示コーナー |
$6 |
Food on Foot Tours
フード見学ツアー |
$49 |
Fraunces Tavern
フランシス・タバーン博物館 |
$7 |
Grand Central Terminal Audio Tour
グランド・セントラル駅オーディオ・ツアー |
$9 |
Greenwich Village Walking Tour
グリニッチ・ビレッジ見学ツアー |
$35 |
Hallelujah! Gospel Wednesday
水曜ゴスペル見学ツアー |
$25 |
Harlem One Stop Cultural & Heritage Walking
and Step-On Group Tour Packages ハーレム地区文化と歴史見学ツアー |
$25 |
High Line-Chelsea-Meatpacking Tour
ハイライン・チェルシー地区見学ツアー |
$35 |
Historic Richmond Town
ヒストリック・リッチモンド・タウン |
$8 |
Hudson River Sightseeing Bike Rentals
ハドソン川レンタサイクル |
$40 |
Inside Broadway Tours
ブロードウェイ見学ツアー |
$35 |
Intrepid Sea, Air & Space Museum ▲
イントレピッド海上航空宇宙博物館 |
$24 |
Jewish Children’s Museum
ユダヤ子供博物館 |
$13 |
Luna Park @ Coney Island – Free Wrist Band
ルナ・パーク・リスト・バンド |
$35 |
Madame Tussauds New York ▲
マダムタッソー蝋人形館 |
$37 |
Madison Square Garden, All Access Tour
マディソン・スクエア・ガーデン見学ツアー |
$26.95 |
MoMA PS1
MOMA PS1分館 |
$10 |
Morris-Jumel Mansion
モリス・ジュメル・マンション |
$5 |
Museum at Eldridge St.
ミュージアム・アット・エルドリッジ・ストリート |
$12 |
Museum of American Finance
アメリカ金融博物館 |
$8 |
Museum of Jewish Heritage – A Living Memorial to the Holocaust
ユダヤ・ホロコースト博物館 |
$12 |
Museum of Modern Art 、MoMA ▲
ニューヨーク近代美術館 – MoMA |
$25 |
Museum of Sex
セックス博物館 |
$18.5 |
Museum of the City of New York
ニューヨーク市博物館 |
$14 |
National Academy Museum & School
ナショナルアカデミー・ミュージアム・アンド・スクール |
$5 |
New Museum
ニュー・ミュージアム美術館 |
$16 |
New York Botanical Garden
ニューヨーク植物園 |
$25 |
New York Hall of Science
ニューヨーク・ホール・オブ・サイエンス |
$15 |
New York Historical Society
ニューヨーク歴史協会 |
$19 |
New York Transit Museum
ニューヨーク交通博物館 |
$7 |
New York Water Taxi
ニューヨーク水上タクシー |
$31 |
NYC Gospel Walking Tour
ゴスペル見学ツアー |
$45 |
On Location Tours Central Park TV & Movie Sites Walking Tour
セントラル・パークのTV/映画撮影スポット見学ツアー |
$25 |
On Location Tours When Harry Met Seinfeld Bus Tour
ニューヨーク市内TV/映画撮影スポット見学ツアー |
$39 |
Queens Museum of Art
クイーンズ美術館 |
$8 |
Radio City Music Hall Stage Door Tour
レディオ・シティ・ミュージックホール見学ツアー |
$26.95 |
Rockefeller Center Tour ▲
ロックフェラー・センター見学ツアー |
$17 |
Shearwater Classic Schooner – Manhattan by Sail
シアウォーター・ヨット・クルーズ |
$45 |
Slavery and Underground Railroad Tour
奴隷と地下鉄道見学ツアー |
$35 |
Snug Harbor Botanical Garden in Staten Island
スタッテン島植物園 |
$5 |
SoHo-Little Italy-Chinatown Walking Tour
ソーホー・リトル・イタリア-チャイナ・タウン見学ツアー |
$35 |
Solomon R. Guggenheim Museum ▲
グッゲンハイム美術館 |
$25 |
Staten Island Children’s Museum
スタテン島子供博物館 |
$6 |
Statue of Liberty and Ellis Island Immigration Museum
自由の女神とエリス島移民博物館 |
$17 |
The Brooklyn Bridge and DUMBO Neighborhood Tour
ブルックリン橋とDUMBO見学ツアー |
$35 |
The Cathedral of St. John the Divine
セント・ジョン・ザ・ディヴァイン大聖堂 |
$6 |
The Cloisters Museum and Gardens ▲
クロイスターズ美術館 |
$25 |
The Highlights of Midtown Tour
ミッドタウン・ハイライト見学ツアー |
$35 |
The Metropolitan Museum of Art ▲
メトロポリタン美術館 |
$25 |
The Paley Center for Media
ペーリー・メディア・センター |
$10 |
The Ride
ザ・ライド |
$74 |
The Skyscraper Museum
摩天楼博物館 |
$5 |
The Studio Museum in Harlem
ハーレム・スタジオ博物館 |
$7 |
Top of the Rock ▲
トップ・オブ・ザ・ロック(ロックフェラービル展望台) |
$32 |
Tour at Lincoln Center ▲
リンカーン・センター見学ツアー |
$18 |
Van Cortlandt House Museum
ヴァン・コートランド・ハウス美術館 |
$5 |
Wall Street Walks
ウォール・ストリート見学ツアー |
$35 |
Wave Hill
ウェーブヒル |
$8 |
Weeksville Heritage Center
ウィークビル・ヘリテージ・センター |
$5 |
Whitney Museum of American Art
ホイットニー美術館 |
$22 |
Yankee Stadium Tours
ヤンキー・スタジアム見学ツアー |
$25 |
「▲」印が付いている施設は優先入場FAST TRACKが利用可能。
長いでしょう?(笑)。実に80施設以上が対象となっています。これらすべてに、ニューヨーク・パスの有効期限内であれば、一度ずつ入場/利用できます。単なる施設入場にとどまらず、ウォーキングツアーや、レンタサイクルも含まれています。シティ・パスに含まれる6つの施設はすべて対象ですし、シティ・パスと違って選択制ではないので、グッゲンハイム美術館とイントレピッドの両方に入場可能です。
ニューヨーク・パスにだけ含まれている、主立った施設をあげてみましょう。
- Big Bus Tours(乗り降り自由の2階建てオープンバス)
- Blazing Saddles(レンタサイクル)
- ブルックリン美術館
- カーネギーホール・ツアー
- セントラル・パーク・レンタサイクル
- THE RIDE(新型バス・アトラクション)
- ハーレム地区ゴスペル・ツアー
- マダム・タッソー蝋人形館
- MOMA
- ニュー・ミュージアム
- ホイットニー美術館
- ヤンキー・スタジアム・ツアー
シティ・パスとの違いで大きいのは、MOMAが入っているところでしょうか。ほかにも美術館系が充実しているので、アート好きには嬉しいです。これだけの施設数があるので、全部利用するのはまず無理ですが、一日に平均2~3つほどまわれば、金銭的には元が取れる設計になっています。
ニューヨーク・パス 料金と有効期限
シティパスは9日間と決まっていましたが、こちらは何日間利用するか、購入時に選べます。()内は、現地で購入した場合の価格です。
期間 | 大人 | 子供 |
ニューヨークパス1日 | $109 | $89 |
ニューヨークパス2日 | $189 | $169 |
ニューヨークパス3日 | $199(239) | $149(189) |
ニューヨークパス5日 | $249(299) | $159(209) |
ニューヨークパス7日 | $279(339) | $159(219) |
ニューヨークパス10日 | $329(399) | $169(239) |
自分が何日間滞在するのか、また、「絶対に行ってみたい施設」はどれか、その入場料総額と比較して、購入する価値があるか検討してみましょう。わたしは3日券を購入しました。
ニューヨーク・パスで218ドルを節約しました
わたしが実際にニューヨーク・パスを利用した施設と、その入場料を算出してみました。
メトロポリタン美術館 | 25 |
アメリカ自然史博物館 | 27 |
サークルライン観光クルーズ | 37 |
エンパイアステートビル | 34 |
TOP OF THE ROCK | 34 |
イントレピッド | 33 |
ホイットニー美術館 | 22 |
レンタサイクル | 44 |
THE RIDE | 74 |
マダム・タッソー蝋人形館 | 37 |
グッゲンハイム美術館 | 25 |
MOMA | 25 |
合計 | $417 |
購入したのは199ドルの3日券だったので、417-199=218ドルもの節約となりました。行きたい施設が多数ある場合には、圧倒的なコストパフォーマンスであることがわかります。
ニューヨーク・パス購入方法
現地でも買えますが、ネットで事前購入したほうが安いです。たまたま公式サイトへアクセスした日に割引になっていることもあります。また、グーグルさんに”New York Pass Promo Code”とでも聞けば、たいてい20%オフのコードがヒットします。というか、”20pc”とプロモーションコードに入れれば割引になると思います。ご活用ください。
▼公式サイト
Official New York Pass® – 1 NYC Pass to 90+ Attractions – All Inclusive Pass
パスの受け取り・アクティベーション
決済した際のeメールのプリントアウトと、購入したクレジットカード、パスポートを持ち、下記のいずれかの場所へ行けば、現地でパスを受け取ることができます。すべて二階建て観光バスBIG BUS関連の施設となっています。日本へ郵送で送ってもらうことも可能ですが、別途28ドルの送料がかかるので、現地で受け取るのがいいのではないかなと思います。
- BIG BUS WELCOME CENTER
Address: 712 7th Avenue, NY, NY 10036
Opening Times: Everyday, 8am to 6pm - BIG BUS INFORMATION DESK AT MADAME TUSSAUDS
Address: 234 West 42nd Street, NY, NY 10036
Opening Times: Everyday, 8am to 5pm - BIG BUS INFORMATION DESK AT THE LUGGAGE SOURCE
Address: 306 Fifth Ave. (between 31st & 32nd), NY, NY 10001
Opening Times:
Monday to Friday: 9am to 5pm
Saturday and Sunday: 10am to 5pm - BIG BUS DESK AT CENTURY 21 DEPARTMENT STORE
Address: 22 Cortlandt Street (between Church St. and Broadway), NY, NY 10007 Opening Times:
Monday to Friday: 9am to 5pm
Saturday: 10am to 5pm Sunday: 11am to 5pm
地図にあるのは1.BIG BUS WELCOME CENTERで、一番タイムズ・スクエアからは近いです。そのままBIG BUSに乗ってもいいですね。2.のマダム・タッソー蝋人形館もタイムズ・スクエアからは近いので、パスを受け取ったらそのまま見学してもよいかと思います。
実際のパスは、このようなICチップ入りカードになります。ブック型のシティパスとはかなり異なりますね。このカードと地下鉄の乗り放題カードがあれば、基本的に現金の支払いに気を使う必要がなくなるので、その点でもメリットかなと思います。万が一カードを紛失しても、左下の発行番号を控えておけば、有効期限内なら再発行してもらえるので安心です。
なお、パスを受け取ったときに「今すぐ使うの?」と聞かれます。パスの有効期限は日付単位で区切られているので、翌日以降に利用開始するつもりなら断りましょう。たとえば到着した日の夕方にパスを回収しておけば、翌朝から使えるので、勝手がよいかと思います。翌日以降、いずれかの施設で初めて利用した瞬間から、パスの利用開始となります。
「今日から使う」と答えた場合、高い確率で「BIG BUSに今から乗る?」と聞かれると思います。BIG BUSはニューヨーク・パスに含まれていますが、一日乗り降り自由券となるので、翌日以降に利用するつもりなら、ここは断りましょう。
ニューヨーク・パスとニューヨーク・シティ・パスどっちがおすすめ?
わたしが購入したのはニューヨーク・パスの方で、実際に2万円も節約できたので、十分に元はとれたと思います。ニューヨークの物価は高いです。行きたい施設が対象に含まれている場合は、非常に使い勝手のよいパスだと思います。
ただ、わたしはミュージアム系が大好きですし、旅行先ではその土地ならではのものをなるべく体験したいタイプなので、動き回ることを厭いません。わたしと同じような方、とくにアート系に興味がある方にはニューヨーク・パスがおすすめです。
それよりも、たとえば「ホテル滞在をゆったりと楽しみたい」という方の場合はフルに活用するのは難しいですし、一日・二日しか時間がない場合は、訪れることのできる施設も限られてしまうでしょう。そういった方にはニューヨーク・シティ・パスの方がおすすめかなと思います。
いずれにせよ、一度、興味のある施設を書き出し、入場料とパスの代金を比較してみれば、ご自分の旅行スタイルに合っているかどうかはっきりするかと思います。
それではここからは、わたしが実際にニューヨークで見たもの・訪れた場所の感想などをお届けしたいと思います。
ニューヨークは美術館の宝庫
訪れたのは
- MOMA
- メトロポリタン美術館
- グッゲンハイム美術館
- ホイットニー美術館
- イントレピッド海上航空宇宙博物館
- アメリカ自然史博物館
- マダム・タッソー蝋人形館
メトロポリタン美術館
▲勝手にまとめた「手」シリーズ。「カードを遊びをする人たち」にようやく会えました
Home | The Metropolitan Museum of Art
The Metことメトロポリタン美術館はいまさら説明不要だとは思いますが、その展示は広範・広大で、一日あっても足りないぐらいのボリュームです。エジプト等古代文明から各年代の絵画まで、多様性という意味でもじっくりと時間がほしいです。もう現地に住んで通いたいところです。
▲エジプトを始め考古学展示も豊富
▲NYには8枚ものフェルメールがあります。さすがですね
▲昔模写した思い出深い一枚。ピカソはキュビズムもいいけど青の時代・赤の時代好きなんですよね
ニューヨーク近代美術館(MOMA)
MoMA | Japanese Plan/Information
MOMAは思ったほど広くありませんが、タイムズスクウェア付近からも歩いていけますし、著名な作品も多いので、手ごろにひとつアートを楽しみたいという方にはオススメかと思います。
ピカソ、マティス、ポロック、ゴッホと綺羅星のごとき名品。あとどの美術館に行ってもデ・キリコがNYには多いなと感じました。もちろん「キャンベル・スープ」はじめウォーホルの作品もありますが意外と少なかったです。ウォーホルよりエドワード・ホッパーの方が好きですけど。
▲ファン・ゴッホの描いた月
▲たまらんですね。なんだかんだ言って、どこ行ってもセザンヌが見られればそれで満足みたいなところがあります
ソロモン・R・グッゲンハイム美術館
The Guggenheim Museums and Foundation
フランク・ロイド・ライトの手による建物のデザインがおもしろいグッゲンハイム美術館。メトロポリタンからも歩いていける距離です。ぐるぐると螺旋状の回廊をくだりながら見学するスタイルは、疲れにくくていいですね。カンディンスキーをはじめとして現代美術が充実していました。二点あるモディリアーニも印象に残ります。
▲モディリアーニ。あいからず面長っ!
▲カンディンスキー多かったです
ホイットニー美術館
Whitney Museum of American Art
NYの新たな観光名所とされるハイラインの南端に位置するホイットニー美術館。現代美術オンリーで、天井も高く展示も広々としていて、とても気持ちのいい空間です。すごく気に入りました。ビエンナーレを開催中だったためか、とくに新進気鋭の若手アーティストの作品が多かったです。
▲バスキアについて。なにせNYですから、地元のヒーロー的扱いでした
▲ジャスパー・ジョーンズとエドワード・ホッパーというこれまたエース級2ショット
▲絵をこうやって見ちゃう気持ち、分かりますね
▲新しい注目スポット・ハイラインの終着点
イントレピッド海上航空宇宙博物館
The Intrepid Sea, Air & Space Museum
ニューヨークのどまんなかで空母に乗るというのも面白い経験です。戦闘機や潜水艦など、軍事兵器が主体の展示ですが、コンコルドとスペースシャトルなどは飛行機好きにも楽しめると思います。スペースシャトルって思ったよりもずっと大きいんですね~。音速を超えるロマンの果てに崩れ去ったコンコルドよりも存在感がありました。
▲スペースシャトル。ものすごいボリューム感です
▲優雅でスマートな音速の夢。一度は乗りたかったです
なお、イントレピッドはクルーズ船の出着港のすぐそばなので、このふたつを組み合わせるとスムーズです。レンタサイクルも近くにあります。
アメリカ自然史博物館
American Museum of Natural History
恐竜関係は子供の頃から大好きなので面白かったです。化石はそれほどの規模ではありませんが。スミソニアンに行ってみたいですね。
こちらも例に漏れず、広大な展示物となっており、地球各地の動植物・鉱物・習俗等々を博物学的に網羅しています。また、映画『ナイト・ミュージアム』の舞台なので、訪れるなら一度観ておくとよいかもしれません。映画に出てくるガム好きの「ガムガム!」モアイ像は人気で、記念撮影の列ができています。
マダム・タッソー蝋人形館
Madame Tussauds New York | Celebrity Wax Attraction
マダム・タッソーはロンドンに本店?がある蝋人形館で、あちこちに支店を出しています。子供の頃は好きだったのですが、大人になってから見ると、正直「似てる人形があるからってだからなんなの……」と思ってしまうことも無きにしも非ず……一緒に記念撮影をするようなピュアな気持ちを取り戻したいです! ニューヨークパスに入っているので、なにかの暇つぶしに見るにはいいかも。
アート・アート・アート
とにかく、さまざまなタイプの美術館・博物館が充実しているニューヨーク。全然時間が足りませんでした。ニュー・ミュージアムは建築だけでも見たかったですし、フェルメールの残りを所有するフリック・コレクションも訪れるつもりだったのですが。ロンドンのウォレス・コレクションとかパリのギュスターヴ・モロー美術館とか、邸宅型の美術館好きなんですよね。
また、ニューヨークに行ったら、ウィリアム・ブレイク『巨大な赤い龍と太陽の衣をまとった女』をぜひぜひ見たいと思っていたのですが、少し離れたブルックリン美術館にあるので、行きそびれてしまいました。また次回にとっておこうと思います。
安くミュージカル当日券を買うならTKTS
ブロードウェイといえば、ロンドンのウェストエンドと並んでミュージカルの本場です。本当のことをいえば、毎晩でもライヴやコンサートに行こうと期待していたのですが、どうにもあまり面白そうなバンドがやっていなかったので、かわりに毎晩ミュージカルを見ていました。今回観たのは次の4つ。
- ミス・サイゴン
- ブック・オブ・モルモン
- キンキー・ブーツ
- シカゴ
いまだにソールドアウトが続いている『ブック・オブ・モルモン』はプレミア価格つきのチケットしかないだろうと思われたので、日本で公式サイトから予約していきました。
TKTS Discount Booths in NYC | Theatre Development Fund – TDF
それ以外は、タイムズスクウェアにあるTKTSという、あまった当日券を半額ほどで販売しているショップで買いました。タイムズ・スクウェアの階段の真下にあり、行けばすぐにわかります。いつも長蛇の列ができていますが、たいてい30分ほどで購入できます。もちろん当日の朝並ぶのが一番よいとは思います。
TKTSの買い方ですが、赤い電光掲示板に、当日売りに出ている作品名が表示されるので、並ぶ前にどれを買うのか、決めておきましょう。窓口の係員に「なにがおすすめ?」と聞いたのですが、「僕らは作品をすすめるの禁止されてるんですよ」とのことでした。劇場内の席に関してはおすすめしてくれるので、おまかせしちゃいましょう。
なお、公式サイトでも当日窓口で販売される作品を確認することができます。TKTSはタイムズ・スクウェア以外にも何店舗かあるので、宿泊場所からの距離など勘案して選びましょう。サウス・ポートの場所はわかりにくいとネットに出ていました。
窓口では、次の事項を聞かれます。
- 作品名
- 人数
- 安い席が欲しいか、残っている一番良い席が欲しいか
クレジットカード決済の場合、レシートのようなチケットのような紙片をまず手渡されるので、そのどこにでもいいのでサインをして、係員に返します。すると劇場チケットをくれます。当日の売れ残り席というと聞こえが悪いですが、ベスト・シートを希望すれば、かなり良い席が約半額で入手できてお得です。
▲ミス・サイゴンの席
ただし、わたしが予約して行った「ブック・オブ・モルモン」や「ハミルトン」「ライオン・キング」「ウィキッド」など人気・話題の作品だと連日ソールド・アウトなので、TKTSに出回ることはまずありません。どうしてもこれが観たいという場合は、早めに日本から手配しておくのがオススメです。
「ハミルトン」がぜひ見たかったのですが、500ドルほどのプレミアがついていてあきらめてしまいました。「ハミルトン」公式サイトでは、毎朝、ネットで抽選を受け付けており、当選するとわずか10ドルで鑑賞できる夢のようなシステムがあります。まぁ、はずれましたけど(笑)。この抽選方式、ブロードウェイでは一般的な制度なので、あきらめきれない場合は、だめもとで各公式サイトから応募するのも良いと思います。
ミス・サイゴン、キンキー・ブーツ、シカゴについては、とくにミス・サイゴンとシカゴは定番ですよね。ミス・サイゴンのラスト近くの有名シーンでは、実際にホーチミンで見た旧アメリカ大使館の展示を思い出しました。
「キンキー・ブーツ」は映画が面白かったので見てみました。エネルギッシュで良かったです。少し「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」を思い出しました。とくにローレン役のTaylor Loudermanのコミカルなテイストがすごく楽しくて、あとでYoutubeなどで見た限り、ご本人のキャラクターと役柄がとてもマッチしていたのだと思います。
▲シカゴはメザニンから。
「シカゴ」も映画しか見たことがなかったので。あらためて調べて見たら、初演は30年も前だったんですね! それだけ人気なので、ストーリーの面白さは保証つきです。でもその辺の機微をもっと楽しむなら映画版のほうがいいかなー、と今回は感じました。
はじめてミュージカルを見るならどの作品がおすすめ?
「ふだん縁がないけどせっかくブロードウェイに来たんだから見てみようかな」という方もいらっしゃるかもしれません。上演している演目は変わるので、一概には言えないのですが、やはり定番どころから選ぶのが安心かと思います。
わたしはそんなに熱心なファンというわけではないのですが、今まで15演目くらい見ていると思います。個人的に一番好きなのは「レ・ミゼラブル」で、比較的男性向きかと思います。「オペラ座の怪人」は恋愛も絡みつつ幻想的な感じですね。「キャッツ」は小学生のときに始めて見た演目で、舞台にもキャラクタにもドキドキしたのを覚えています。
個人的にはあまり趣味ではないですが、ディズニー系作品も根強い人気です。ストーリーはある程度事前に把握しておいたほうがいいですから、映画原作の作品にするのもおすすめですね。
もう一点、ミュージカルを見る場合、19-20時に始まるので、夜の食事を楽しみたいという方にはあまり向いていないかもしれません。わたしはカフェや手ごろなテイクアウトばかりでささっとすませていました。
THE RIDE
新感覚バスツアーとでも言えばいいですかね。バスに横向きに座ります。全面がガラスになっているので、道行く人にさらし者になっている感覚が味わえます(笑)。通常のバスツアーと同じようにグランド・セントラル駅だとかクライスラー・ビルだとか、有名な名所の解説もあるにはあるのですが、基本は2人のMCによるライブ・パフォーマンスになっています。んでこの二人がかなりブラック・ユーモア満載です。
動画を見ていただければわかりますが、特徴的なのは、市内のあちこちに仕込みのパフォーマーが潜んでいること。道を歩いている人が、いきなりこちらを向いて歌を歌い始めたり、即興でラップをしたり、ダンスを踊ったり。これによってかなりの人気となっているアトラクション・バスなんです。
▲バス同士がすれ違うときはMCが相手の乗客を笑わそうとめっちゃはりきる
ラップや客いじりなど、ほとんどの部分が英語前提で進みます。数は少ないですが、日本語ツアーもあるようです。まー、感想としては、それなりのお値段がしますので、ニューヨーク・パスに含まれていなかったら、あまりオススメしないかもしれません(笑)。
人それぞれなので、アメリカン全開!なノリを楽しめる方ならよいと思いますが、街中のパフォーマンスは全部で5つほどで、とりたてて「素晴らしい!」というほどのクオリティとは感じませんでした。
とはいえ、かなり人気のアトラクションなので、なるべく早めに予約したほうがよいでしょう。わたしが行った予約ブースは、比較的小さめのお土産屋を入ったかなり奥にあったので、かなり分かりにくかったです。乗り場は予約ブースとは別の場所なので、間違えないように注意してくださいね。
CIRCLE LINEクルーズ 観光クルーズ船で自由の女神まで
▲縮小するとわかりますが、中心部からかなり西寄りにあります。バスで行くと便利でした。イントレピッド海上航空博物館がすぐ北側にあります
▲受付カウンター
クルーズ船は、いくつかのコースがあります。ニューヨーク・パス、シティ・パスのどちらでも、このどれかのコースを利用できます。ぐるっとマンハッタンを一周するものや、ブルックリン地区に近寄るものなど。
どのコースでも、自由の女神のそばまで行ってくれます。わたしが乗ったのは、下から2つ目の「LANDMARKS+BROOKLYN CRUISE」で、2時間ほどのコースでした。あちこちでクルーズ船には乗ったことがありますが、けっこう途中で飽きてくるので(笑)、これくらいの長さが妥当かなと思います。ウォール街付近では、川面に面したヘリポートにひっきりなしにヘリコプターが発着を繰り返していました。
▲ブルックリン橋とマンハッタン橋
甲板に席を取ってしまいがちですが、天気がよほど適している場合以外には、屋根つきの船内一列目に座るのが一番よい気がしました。雨のときは言うまでもありませんが、天気がよくても、デッキではじりじりと焼かれる感覚を覚えます。ものすごく暑く、まぶしかったです。どうせ自由の女神・ブルックリン橋・ビル群がよく見える場所では、デッキに出て写真を撮ればいいですからね。
レンタ・サイクルでハドソン川〜セントラル・パークまで
クルーズ船の船着場にレンタサイクルの貸し出し場所があります。「追加料金でさらに高機能の自転車に変えられるけど?」と聞かれましたが、ふつうのものでとくに問題はありませんでした。わたしはハドソン川沿いに北上して、セントラル・パークを自転車でまわりました。とても気持ちよかったです。
▲ジョン・レノンが暗殺されたダコタ・アパートへも自転車で
同じ系列のレンタ・サイクルがブルックリン・ブリッジそばのサウス・ポートにもあるらしく、そこまで行けば、乗り捨てができるそうです。けっこうな距離がありますが、ソーホー・チェルシー・チャイナタウンなどを抜けて行けるので楽しいのではないかなと思います。
セントラル・パークで馬に乗ろう
旅行にいくとあちこちで馬に乗ったり象に乗ったりしているのですが、今回も乗馬を楽しみました。しかもセントラル・パークで。こんな経験めったにできるものではないのでオススメです。
セントラル・パーク付近には観光客用の馬車がたくさん止まっていますが、個人で馬に乗っている人はあまり見かけません。というよりはかなり珍しかったらしく、呼び止められて「どこで乗れるの?」と何度か聞かれました。
待ち合わせ場所の タバーンに着くと、厩舎の人が待っていました。ヘルメットを借りて馬の背へ。公園のなかでも馬用の道は決められており、安心して乗馬を楽しむことができます。いかにも春めいた陽気で、緑豊かな公園の背後にビルが連なるのを見ながらの乗馬はとても楽しかったです。
なお乗馬はニューヨーク・パスには含まれていないので、別途手配していきました。一時間で149ドル、二時間で249ドルです。わたしは一時間乗ったのですが、二時間の方が公園の奥深くまで行けて楽しいかもしれません。
Horseback Riding in Central Park
Equestrian Travel Articles – Horseback Riding Central Park, New York City – Equitrekking
展望台:エンパイ・ステート・ビルとTOP OF THE ROCK
▲エンパイア・ステート・ビルが真正面に見えるTOP OF THE ROCK展望台
エンパイア・ステート・ビルとトップ・オブ・ザ・ロックの展望台では、いかにもニューヨーク!という高層ビル街の景色を楽しむことができます。昼と夜とで見られる景色もがらりと変わると思います。一日二回上れるチケットも売られているようです。
もう一箇所、ワン・ワールド・オブザーバトリーは、かつてのワールド・トレード・センターの跡地に立つワン・ワールド・トレード・センターにある展望台。ここがNYでは一番高いそうです。ただ、島の最南端なので、中心部からは相当距離があるんですよね。
▲エンパイア・ステート・ビルの展望台から北東を望む
エンパイア・ステート・ビルには夕方ころ昇りました。ウォール街方面・セントラル・パーク方面と、どちらを見てもぎっしりとビルが建っている景色が楽しめました。まさにマンハッタンのど真ん中! そんな展望台です。
▲南方向。遠くに自由の女神が見えます
ロックフェラーセンターの上にあるTOP OF THE ROCKは夜昇りました。ここの特徴は、エンパイア・ステート・ビルが真正面に見えるところ。夜毎に照明の色がかわるエンパイアを夜景におさめたいなら、ここしかありません。結果的には、昼にエンパイア、夜にロックフェラーという選択でよかったんじゃないかなと思っています。
ちなみに、どちらのパスにも含まれている両施設。入場料は、49ドルと37ドルです。一時期スカイツリーの料金が「高すぎる」と話題になりましたが、NYの展望台とくらべるとそれほどでもない気がしてきます……。
なお、ほとんど余談ですが、今回のNY旅行は一応、JALのJGC修行の第一歩でもありました。
まとめ
さすがはニューヨーク。ただ街中を歩いているだけでも楽しいですし、今回はあまり回ることができなかった中心部からはずれたところにも、たくさん見どころはあるのでしょう。一週間にも満たない滞在時間ではまったく足りませんが、充実した時間をすごすことができたと思います。ぜひいつかまた訪れたいですね。
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