とてもお得な「ふるさと納税」制度ですが、以前から予告されていた、「ANAのふるさと納税」が昨日(2016年4月14日)、オープンとなりました。ANAマイラーとしては俄然、気になるところですよね。つい先日、「ふるさと納税」についてご紹介するこのような記事を書きました。
上の記事では、ポイントサイト経由でふるさと納税を利用する一石五鳥のお得な方法をご紹介しましたが、果たして、本丸「ANAふるさと納税」とは、どちらがお得でしょうか? 調べてみました。
目次
ANAならではのふるさと納税のメリット:ANA SKYコイン
寄附された方には一寄附ごとにANA SKY コインを100コインプレゼントします。
ANAウェブサイトで航空券と旅行商品のお支払いに使えるANA SKY コインがもらえます。※ANAマイレージクラブ会員である必要があります。
これはANAならではのメリットですね。一寄付ごとに100SKY コインをもらえます。
ANA SKY コインとは? その使い方・使い道
こちらも公式サイトの説明を引用します。
国内線航空券、 国際線航空券、国内旅行商品、海外旅行商品のお支払いにご利用できます。
引用元:Q&A詳細
ひとことで言えば、ANAサービス専用のポイントです。10SKYコイン=10円、つまり現金と等価で利用可能です。問題は、基本的にANAの関連商品しか購入することはできないという使い道の少なさです(航空券以外では、ANA系列のショップや、ANA主催の旅行ツアーの支払いなど)。
メリットとしては、ハイシーズンでマイレージの特典航空券が取れないような場合でも、Skyコインを使えば、現金とまったく変わらずに購入できることがあげられます。あるいは、有効期限切れしそうなマイルをコインにする方法もありかとは思います。
しかしいずれにしても、せめて数千コインないと、使い道はきわめて限られてしまいます。100ANA SKYコインというのは100円の価値しかありませんから、航空券購入など夢のまた夢ですよね……。
「一寄付」につき100SKYコイン
もうひとつの特徴は、SKYコインの付与条件です。寄付金の何パーセントではなく、一回ごとにもらえるので、寄付回数を増やせば、その回数分100ANA SKYコインがもらえます。しかし確認してみたところ、最低寄付金額は5,000円からとなっています。
たとえば5万円を1,000円×50回に分けて寄付を行い、5,000SKYコインをもらうようなことはできません。5万円の例だと、最高でも10回の寄付になるので、もらえるのは1,000ANA SKYコインですね。
もっとも効率の良い最小単位の5,000円を元に計算しても、還元率は2%。それ以上の寄付を行えば、当然、還元率は下がる一方です。しかも、もらったSKYコインをマイルに充当はできません(その逆はできますが。むしろANAとしてはマイルをコインに変えてもらいたがっているのは明白です)。それ以外のメリットとしては、せいぜい、クレジットカード払いに対応しているため、その決済ポイントがもらえることくらいでしょうか。
また、正直な話、少なくとも現時点のラインナップでは、5,000円のお礼の品で何度ももらいたくなるようなものはあまりないですね……。以下のような高額の商品と比較すると、やはり見劣りしてしまいます。
しかし、数万円単位の高額の寄付をするなら、総金額に対するパーセンテージでポイントがつき、さらにそれをANAマイルに交換できるポイントサイト経由でふるさと納税をする方が、断然お得であることは言うまでもありません。
まとめ 「ANAふるさと納税」を使うメリットは現時点ではない
こうして見ると、ANAマイラーであっても、というか、ANAマイラーだからこそ、「ふるさと納税」を行う場合には、これまでどおり、ハピタス経由で寄付をするのが一番だと言わざるを得ません。これだけの一石五鳥メリットがあるわけですからね。
- クレジットカード入会キャンペーンの条件をクリア
- ハピタス経由・ソラチカルートでANAマイルを獲得
- クレジットカード決済ポイントを獲得
- 数万円分の特産品がもらえる
- 2,000円を超える寄付金は還付・控除されて戻ってくる
それにしても、ちょっと残念ですね。ANAにはがんばってもらいたいと思っているので、ハピタスを通さず、直接マイレージが発生するような仕組みだったら、ぜひ利用したかったところなのですが。改善を待ちつつ(期待薄ですが……笑)、おとなしくポイントサイトを利用しておきましょう。
▼ハピタスへの登録はこちらからどうぞ
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