9万円のホテルに無料で泊まる方法!

初心者には不向き?30万ANAマイルを貯める楽天・Tポイントの活用法

2016年9月24日最終更新

 

f:id:Tort:20160502221820p:plain

 

ふだんお伝えしているANAマイルの貯め方では、初心者の方でも現実的に目指せる額として30万ANAマイルを掲げています。

 


 

その際に使うのはいわゆる「ソラチカルート」なのですが、これが渋滞を起こしてくると、緊急でマイルを追加しなければいけないときなど、困ってしまいます。爆発的にマイルが貯まるソラチカルートの唯一の弱点は時間がかかることですからね。そのような場合に、非常手段として使えるTポイントルートについて今回はご紹介しようと思います。

 

【追記】

楽天スーパーポイントからANAマイルへの移行は、月間2万ポイント・一日1,000ポイントまでという改悪がなされました。これは大変痛いですね。楽天ルートはもうあきらめて、Tポイントルートを使うしかないと思います。

 

 

ANAマイルを貯める基本となるソラチカルート 

具体的に見ていきましょう。まず、おさらいですが、21万6千マイルを貯める場合の、基本的な流れです。

 

f:id:Tort:20160502212111p:plain

 

1. ハピタス 移行上限30,000ポイント

2. 中継サイト(Pex、Gpoint等) 30,000ポイント

3. 東京メトロPlus(ソラチカ) 移行上限20,000ポイント

4. ANAマイレージ 18,000ANAマイル

 

多くの方にはもはやおなじみの、いわゆる「ソラチカ・ルート」ですね。これを繰り返すことで、コンスタントに毎月18,000マイルが入ってきます。18,000×12=216,000マイルが一年で貯まる計算です。詳しくはこちらの記事で解説しました。

 

 

さて、問題は、毎月の移行上限がハピタスで30,000ポイント、東京メトロプラスで20,000ポイントと決まっていることです。これがそれぞれボトルネックとなり、毎月10,000ポイントが余ってしまいます。21万6千マイル以上を貯めようという場合、このあまった1万ポイントをどうするか、という点が焦点となります。

 

余ったポイントはメトロポイントかドットマネーに貯めておく

 

大前提として、余った分はそのままメトロポイントとして貯めておき、翌月以降に順次ANAマイルにすればよい、というのが当ブログのスタンスです。例をあげてみます。ハピタスで、5ヶ月間に12万ポイントを獲得できたとします。これをソラチカルートで交換していくと……

 

f:id:Tort:20160502212441p:plain

 

「メトロポイントに貯めておく」というニュアンスがお分かりいただけたでしょうか。ハピタスからドットマネーへはほぼリアルタイムなので省略しましたが、ドットマネーに貯めておくのもありです。

 

Tポイントルート

しかし、交換レートは大幅に下がるものの、余った1万ポイントを貯めておかず、すぐにマイルへ交換する方法が存在します。それがTポイント・楽天スーパーポイントを使うルートであり、その際の交換レートは、0.5倍。つまり半減してしまいます。これが、交換レート0.9倍を誇るソラチカルートとの違いで、「ポイント/マイルを無駄にすることにもなりかねない」と書いた理由です。

 

1. ポイントサイト(ハピタス、ポイントタウン等) 10,000ポイント

2. ドットマネー or Pex 10,000ポイント

3.T-ポイント 10,000ポイント

4. ANAマイレージ 5,000マイル

 

ソラチカルートと組み合わせると、次のようになります。

 

f:id:Tort:20160502212858p:plain

 

ソラチカルートとTポイント/楽天ルートを併用すると、年間では23,000×12=276,000マイルを貯めることが可能です。限りなく30万マイルに近づきますね

 

また、ハピタスには月額3万ポイントという移行上限がありますが、Tポイントには存在しません。ハピタス以外のポイントサイトや、普段の買い物でたまったTポイント・楽天スーパーポイントをマイレージにどんどん移行すれば、年間で30万マイルに到達することも不可能ではありません。ソラチカルートと違って、月額交換上限が存在しないというのは、Tポイントを使う大きなメリットであることは確かです。

 

ではなぜそれを初心者の方におすすめしないのか?といえば、いくつかの理由があります。

 

  1. Tポイントルートを使うとマイルが目減りしてしまう
  2. 24万メトロポイント貯まるようになってから
  3. Tポイント/楽天ポイントは買い物に回すのも手

1.Tポイントルートだとマイルが目減りしてしまう

まず、1.のマイルが目減りしてしまうという点から。具体的に見てみましょう。

 

30,000ポイントをソラチカルートでマイルに交換すると
30,000×0.9=27,000マイル

 

30,000ポイントをソラチカ+Tポイントルートでマイル化すると
20,000×0.9+10,000×0.5=23,000マイル

 

ひと月で4,000マイルも目減りしてしまいます。時間こそかかりますが、ソラチカルートを使った方が効率が良いのは一目瞭然ですね。毎月20,000メトロポイント以上をコンスタントに獲得できるようになるまでは、メトロポイントとしていったん貯めておき、順次ANAマイルに移行した方が損がありません。

 

2.まずはソラチカルートをフル活用することを考える

陸マイラーを始めたばかりで、いきなりコンスタントにハピタスの移行上限である3万ポイントの案件をこなし続けるのは、やはり難しいでしょう。とくに最初の2、3ヶ月間は、徐々に案件の種類を増やしていって、コツをつかむ期間だと思います。

 

Tポイントルートの併用を考えるのは、ソラチカルートだけでコンスタントに18,000マイルを貯められるようになってからで十分です。

 

また、メトロポイントに関しては、24万ポイントがひとつの目安になります。

 

メトロポイントには24万ポイント以上貯め込まないように注意

メトロポイントの有効期限は、最長では約2年間、最短だとわずか1年となっています。

 

メトロポイントの有効期限について

  • 毎年4月1日から翌年3月末日までの間に付与されたメトロポイントは、翌々年の3月末日まで有効です。(最長2年間)
  • メトロポイントは、毎月11日に会員のメトロポイント口座に記録され、記録された時点からの有効となります。

引用元:東京メトロ

 

f:id:Tort:20160502213807p:plain

 

例をあげると…
2016年4月に獲得したメトロポイント→有効期限2018年3月末(約2年)

2017年3月に獲得したメトロポイント→有効期限2018年3月末(約1年)

 

最短では12ヶ月しか有効期間がない点を考慮すると、24万ポイントを超えて貯めた場合、マイルへ交換する前に失効する可能性が出てきます。メトロポイントには24万ポイント以上貯めないように注意しましょう。逆に言えば、楽天・Tポイントルートを使うのは、そうした懸念が見えてきてからで十分でしょう。

3.そのまま現金相当で買い物利用する

この項は、今までとはすこし異なる考え方になります。10,000Tポイントには、1万円の価値があります。0.5倍という低レートで交換するよりも、そのまま買い物や支払いに使ってしまった方がよいのでは?という考え方も十分検討に値します。

 

 

ANAマイルの価値については上の記事を書きました。少なくともマイル単価2円相当の特典航空券と引き換えることができれば、半減してしまっても価値は保たれるので、マイルにするか現金として使うかは、考え方次第ですけどね。

 

個人的には、自分の行きたい国へのマイレージを調べて、それを上回るマイル数を毎年確保できるなら、ヤフーショッピングでお買い物に使うのも大いにありだと思います。

 

ソラチカルートで一年間に貯まる21万6千マイルだけでも、ビジネスクラスで地球一周できるだけのマイル数です。それが毎年入ってくるわけです。それ以上のマイルが必要か、あるいは現金として使った方がよいか、検討してみましょう。

 

それと、わたしが慌て者なだけかもしれませんが、毎年海外旅行をしているくせに、なぜか毎回出発前になると「あれが見つからない! 買ってこなくちゃ!」みたいな状態になることって多いんですよね(笑)。そんなときに備えて取っておくのはどうでしょう? 一年間で6万円分の旅行用小遣いがあると思えば心強いです。

 

T-ポイントルートを使うメリットとは?

 

否定的なことばかり書いてきましたが、Tポイントにもメリットはあります。それは裏返せば、ソラチカルートのデメリットである「移行にとにかく時間がかかる点」を補う役割を果たしてくれることを意味します。ソラチカルートを使うと、ポイントからマイルへの最終的な移行には最短でも2ヶ月かかります。下手をすると、4ヶ月もの時間が必要です。

 

メリット1:ANAマイルへの移行期間が短い

 

f:id:Tort:20160502215311p:plain

引用元:Tサイト

 

 

Tポイントの場合、ANAマイルへの交換はわずか2~3日です。ソラチカに慣れていると、驚異的な速さですよね(笑)。これを利用して、「あと少しだけ必要なマイレージが足りない!」という緊急時に、Tポイントルートでマイルへ移行する方法はぜひ覚えておいてください。

 

メリット2:ANAマイルへの移行上限がない

 

もうひとつのメリットは、ハピタスやメトロポイントのような月間移行上限が存在しない点です。前述したような緊急時でも、必要なだけのポイントをマイレージに交換できます。 

まとめ

  • ソラチカルート+Tポイントルートの併用で年間276,000マイル以上のANAマイルを獲得可能
  • ただし、マイル交換の効率は悪化する
  • まずはソラチカルートで216,000マイルを貯められるようになろう
  • 自分の目的にあった必要マイル数を把握しよう
  • 必要なマイルは十分貯まると思ったら、Tポイントをそのまま買い物に使うのもあり
  • あと少しマイルが足りない時に、非常手段としてTポイントルートを使おう

  

おすすめANAマイル関連記事

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です