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ふるさと納税でクレジットカード入会キャンペーンの決済額を増やす方法

「クレジットカードの決済額を増やしたい」

 

今回は、「ふるさと納税」を組み合わせることで、クレジットカードの決済額を増やす一石二鳥、いや一石五鳥?のお得な方法をご紹介します。

 

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ところで「決済額を増やしたい」なんて、一見すると、「なんでそんなことするの?」という話ですよね。「出費を増やしたい」というのと同じことですから。ただ、いくつかそのようなケースは考えられます。わかりやすいのは決済ポイントを貯めたい場合です。仕事関係の支払いを自分のクレジットカードで決済し、ポイントを貯めるケースなど。これはあとで経費清算できるからこそ、できることでしょう(うらやましいですね笑)。

 

また、クレジットカードのランクアップを狙うケースもあります。特定のカード会社で決済実績が貯まると、上位のカードを発行しやすくなります。平カードを使っているうちに、ゴールドカードなど、上位カードへの変更をすすめられた経験をお持ちの方も多いと思います。

 

とくにブラックカードやプラチナカードなど、エクスクルーシブ(招待制)のカードの場合は、それに見合う会員であるとクレジット会社に認めてもらわないといけません。そのようなカードをどうしても発行したい場合は、相当な額を決済しなければならないのですね。

 

 

クレジットカードの入会キャンペーン

そして、もうひとつ。陸マイラーには見逃せない、「クレジットカードを発行後、3ヶ月以内にXX万円利用で◯◯マイルをプレゼント!」といった入会キャンペーンをこなす場合です。

 

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▲ANA VISAカードの入会キャンペーン。最高で5万ANAマイル超えです。

 

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▲さらに、ちょうど今ならハピタスで8,000ポイント=7,200ANAマイルがもらえます

 

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▲ダイナースのポイントはそのまま20,000ANAマイルへ変換可能です

このように、かなりのキャッシュバックやマイレージを獲得できるケースも多いので、積極的に狙っていきたいですが、クレジットカードの発行がどうしても多くなる我々陸マイラー。支払いがカードごとに分散してしまったり、キャンペーンが同時並行で重なってしまうこともあり得ます。どこかで聞いたようなフレーズですが「選択と集中」を意識しましょう。

 

いつ、どのクレジットカードの入会キャンペーンを利用するべきか?

言い換えれば、どのカードにいつ申し込むか?という話です。こうしたキャンペーンは、たいていカードの発行後1~3ヶ月以内に指定額を決済することが条件となっています。自分の毎月の平均的なクレジットカード決済額は把握しておきましょう。その上で、期間中に無理なく払える条件か、あるいは、多少無理してでも大きな見返り(マイレージ等)がもらえる好条件のキャンペーンか、しっかり吟味しましょう。マイル単価を意識することが大事です。1マイルの価値についてはこちらの記事を書きました。

 

 

クレジットカード決済額の増やし方:急ぎではないけど、そのうち必ず買うものは?

では、具体的な決済額の増やし方を考えてみましょう。一年のあいだに、自分が必ず買うものを考えてみてください。そのなかで、「今すぐ必要ではないが、近いうちに買わなきゃいけないもの」はなんでしょうか? たとえば次のようなものはどうでしょう?

 

  • コンタクトレンズ
  • 眼鏡を新調する
  • 医薬品
  • 歯の治療
  • スーツを新調する
  • 税金
  • 保険の掛金
  • 車検
  • 家具の買い替え
  • 家電の買い替え
  • 携帯の買い替え
  • 携帯代の支払い
  • 旅行代金
  • 定期券の購入
  • 化粧品
  • 歯磨き粉やシャンプー、ティッシュなどのストック

 

などなど。こういったものを一年のうちでいつ買う/払うか、ふだんから意識しておくことをおすすめします。いつ入会キャンペーンがあるか分かりませんから、とくに急ぎでないのなら、購入を先延ばしにしておくわけです。

 

定期券発行の注意点

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使用する区間にもよりますが、6ヶ月の定期券は、かなりの金額になります。こうしたキャンペーンの際に購入するのにまさにうってつけの商品です。ただし、気をつけていただきたいのは、マイレージやキャッシュバック、ポイントなどの入会特典が付与されるのは、たいてい「カード発行から半年以降」である点です。それにはある理由があります。

 

定期券は払い戻しが可能です。たとえば「入会後3ヶ月で10万円利用」という条件があったとして、10万円分の定期券をカードで購入すれば、それだけで条件達成ですね。では、すぐに定期券を払い戻したらどうなるでしょう? 駅の窓口に行って現金で受け取れば、手数料以外は、ほぼ身銭を切らずに条件を達成できることになります。

 

……と、当たり前ですが、そのようにうまくはいかないんです。クレジットカード決済で購入した定期の場合、クレカ会社経由で払い戻しが行われ、銀行振込で返金されるのです。つまりカード会社には筒抜けになんですね。

 

入会特典が付与されるまで6ヶ月の間があいているのは、このような不正行為を防ぐためです。定期券の場合は、自分がきちんと利用する区間・期間のものを購入しましょう。逆に言えば、定期券の購入が1、2ヶ月後にせまるのを待って、これらの入会キャンペーンがあるカードに申し込むのも賢い方法です。

 

クレジットカードの現金化

すこし話がそれますが、このような定期券の払い戻しだけでなく、金券(新幹線回数券や商品券、ギフトカード等)をクレジット払いで購入する行為を、カード会社は非常に警戒しています。

 

もちろん、購入して自分が正当に使うのであれば問題はないのですが。なかには金券をカードで購入して、現金化する人がいます。新幹線回数券などを金券ショップで売るにせよオークションに出すにせよ、定価以下でしか売れませんから、損をするだけなのですが、資金繰りに困っているとそのような非常手段に頼ってしまうわけです。自転車操業状態ですね。このようなカードの現金化に手を出せば、当然クレカ会社にマークされ、最悪の場合カードは没収となります。

 

公共料金・電話代をいつでも変更できるように

話を戻しますが、毎月かならず発生する出費といえば光熱費や通信費ですね。とくに家族全員分の光熱費・インフラ代をまとめて支払えば、かなりの額になると思います。公共料金の支払いは、ネットで移行手続き可能な会社が増えてきました。わたし個人の経験では、東京都内なら、水道代以外はネットで支払い変更手続きができます。電気代やガス代など、それぞれのお客様番号などを一カ所にまとめておけば、その時々で手軽に決済カードを変更できて便利ですよ。

 

ふるさと納税をポイントサイト経由で利用するお得な方法

 

さて、今回の本題です! 無制限に使えるわけではありませんが、「ふるさと納税」でクレジットカードの決済額を増やす方法です。最近ではすっかりメジャーになってきた「ふるさと納税」。利用されている方も多いと思いますが、あらためて簡単に説明してみます。

 

「ふるさと納税とは」

自分が選んだふるさと(自治体)に、希望額を寄付する制度。その見返りとして、自治体の特産品がもらえる。また、2,000円を超える寄付を行った場合は、超過分が翌年に還付・控除される。

 

 

簡単とはいったものの、少し分かりづらいですね。具体的に見てみましょう。

 

ふるさと納税でもらえる特産品

寄付金額や、自治体次第ですが、たとえば次のような特産品がほぼ無料(というか2,000円ぽっきり)でもらえます。

 

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▲北海道網走市 毛ガニ、帆立貝柱、いくらセット(総計750g)

 

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▲兵庫県豊岡市 2016年極上但馬牛霜降り焼肉用 500g

 

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 ▲兵庫県南あわじ市 活てっさ【3年とらふぐのフグ刺し】

 

などなど。なかなか魅力的ですよね。ふぐてっさはわたし個人も申し込んだことがあります(笑)。基本的には、寄付先の自治体で取れた農産物・海産物・民芸品、あるいは地元企業の製品等をお礼としてもらえます。現金に換算すると、概ね寄付した額の半額程度の特産品が多いようです。

 

「半額じゃ意味ないのでは? 100%戻るならわかるけど、いくら特産品がもらえても損するだけじゃないの?」と思われるかもしれません。ふるさと納税のすごいところは、特産品だけではないんです。もう一つの特典である、還付と税金控除を見てみましょう。

 

【ふるさと納税】還付と税金控除

たとえば、5万円を自治体Aに寄付したとします。そこから2,000円を引いた48,000円が、翌年に還付あるいは控除される(つまり手元に戻ってくる)ので、実質的な負担金は2,000円だけで済むのです。2,000円の負担のみで、数万円分相当の特産品がもらえるわけです。

 

なんでしょうか、この夢のような制度は。こんなお得な話、めったにありません。ふつうは「詐欺だろうか?」と疑うほどうまい話ですが、主体は国なのですから、信頼度100%です。これはみんな利用しますよね~。

 

上の例では「寄付額5万円」と書きましたが、寄付できる上限額は、各世帯の収入や家族構成によって変わってきます。詳しくはふるさと納税専門サイトで計算できるので、給与明細を片手にご自分の寄付上限額を調べてみてください。

 

シミュレーション~概要~ | ふるさと納税サイト「さとふる」

 

ふるさと納税サイト [ふるさとチョイス] | 私はふるさと納税をいくらできる?~税金控除になる限度額の目安~

 

おおよその目安としては、次のようになります。収入や単身・扶養家族の有無等で変わってきます。

 

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いずれにしても、いくら寄付をしても負担額は原則2,000円なので、寄付をすればするほど特産品がもらえて、お得なことがわかります。注意していただきたいのは、寄付上限額を超えてしまわないこと。上限を超えた分は控除されず、通常通り税金として納税する必要があります。

 

具体的に上の表で言うなら、単身者で年収500万円の場合、61,000円までなら59,000円が戻ってくるので、2,000円の負担ですみます。しかし、たとえば7万円を寄付すると、超過分の1万1千円は控除されないため、税金として収めなければいけません。寄付のしすぎに気をつけてくださいね。

 

一年ごとにふるさと納税はリセットされる

また、この制度のもうひとつのメリットは、一年ごとにリセットされるという点なのです。今年、上限の5万円を寄付していたとしても、年が明ければ、また上限5万円まで寄付できます。いつ発生するかわからない入会キャンペーンの支払いにそなえてとっておけば、決済額を増やす際には大変便利でお得な制度といえるでしょう。

 

ポイントサイトのふるさと納税案件

この異常なまでにお得なふるさと納税を、さらにお得に利用できる方法があります。大量ANAマイルを貯めるにあたって、ポイントサイトがいかに重要であるかはこれまで何度も書いてきました。勘のいい方は既にお気づきだと思いますが、そうです、ハピタスにはふるさと納税の案件があるのです。今日確認したところでは13自治体が登録されています。いずれも「ふるなび」という、ふるさと納税のポータルサイト経由で寄付を行うと、1.4%がハピタスポイントとして戻ってきます。

 

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▲個人的には伊勢海老やウナギ、ステーキなんかいいですね

当然のことながら、クレジットカード決済をすることが前提ですから、カードの決済ポイントもつきます。念のため、ふるなびを利用する際には、その自治体が「クレジットカード決済」に対応しているか、確認してください。

 

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▲「カード決済可」とある自治体にしましょう。

 

あらためて、ふるさと納税をポイントサイト経由で利用する利点をまとめてみます。

 

ふるさと納税をポイントサイト経由でおこなう一石五鳥の利点

 

  1. クレジットカード入会キャンペーンの条件をクリア
  2. ハピタス経由・ソラチカルートANAマイルを獲得
  3. クレジットカード決済ポイントを獲得
  4. 数万円分の特産品がもらえる
  5. 2,000円を超える寄付金は還付・控除されて戻ってくる

これが一石五鳥の内訳です。もう、どれだけお得なのかと…! 陸マイラーのためにあると言ってもいいような制度ではないでしょうか。入会キャンペーンなどで決済額を増やすのに、まさにうってつけです。

 

また、ひとつの自治体に一度に全額を寄付する必要もありません。総額で上限に達していなければ、1万円づつ寄付するような払い方でも問題ないので、「あともう少しでキャンペーンの条件をクリアできる」というときなどに利用するのもありです。

 

また、一年間使う機会がなかった場合には、年末の12月にでも「ふるさと納税」をして、特産品をゲットしましょう。年を超えるとリセットされてしまうので、使わないまま年をまたぐのはもったいないです。

 

クレジットカードの決済額を増やす方法まとめ

  • 急ぎではないが、近いうちに買う予定のものをリストアップしておく
  • とくに単価の高い生活インフラ類はタイミングをはかって購入する
  • 定期券の購入タイミングでカードに申し込む
  • ふるさと納税で決済額を増やす
  • ポイントサイト経由でふるさと納税を利用すれば、5重のお得

 

さて、余計なお世話かもしれませんが、最後に一点だけ注意を。マイレージがバンバンたまっていくのは嬉しいもので、とくに始めたばかりの頃は「マイルさえもらえるなら、多少出費が増えてもいっか! マイル単価は国際線なら5円くらいになるしね」とあれこれ申し込んでしまいがちです。

 

しかし、たとえ数万マイルがもらえるような入会キャンペーンであっても、決済額が負担となるようなものには、手を出さないようにしましょう。返済に苦しむようになっては元も子もありません。本末転倒もいいところです。このブログでは何度も書いていますが、マイレージ集めなんて無理してやるものではありません。ご自分のできる範囲で、賢くマイルを貯めていきましょう! 

 

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