2016年3月頃、Google Adsenseで大きな仕様変更があり、アドセンスへの申込を考えていたブロガーの間で軽く悲鳴(?)があがりました。ひと言で言えば、独自ドメイン以外のURLでは、新規申込の審査を受け付けてもらえなくなりました。グーグルのヘルプページに、次のような記載があります。
お申し込みを正常に送信するには、お客様が所有するドメインを URL として入力する必要があります。
はっきりと書いてありますね。今後は、ユーザが所有する独自ドメインでなければ、アドンセスの審査に申し込めません。具体的に、どのようなURLが可/不可なのかは、こちらをご覧ください。
有効なURLは2種類のみ。
- example.com
- www.example.com
それ以外の、次のようなURLは認められません。
- example.com/?q=target
- subdomain.example.com
- subdomain.example.com/directory
- subdomain.example.com/page.html
- subdomain.example.com/?q=target
と言うことは、ですよ? ほとんどの無料ブログサイトがダメである、ということです。無論、はてなブログも含めて。
staff.hatenablog.com
blog.hatenablog.com
どちらもサブドメインを使っているのでアウトです。有料のはてなProに入り、独自ドメインを取得していないほぼすべてのはてなブロガーが該当すると言っていいでしょう。はてなブログでは現在、次の5つのドメインから、好きなものを選んで使うことができます。
- example.hatenablog.com
- example.hatenablog.jp
- example.hateblo.jp
- example.hatenadiary.com
- example.hatenadiary.jp
しかしどれを選んでも、ブログごとに「example」のサブドメイン部分を決めなければならないため、グーグルアドセンスからはシャットアウトされてしまうことになります。これから申し込もうとしていた人には痛いですね。
とくに、これまで独自ドメインを使わず、はてなや各種無料ブログのドメインを長く利用してきて、新たに「アドセンスに申し込んでみようかな?」と思われた方には、非常に大きな痛手だと思います。
いっそ独自ドメインに変更するよい機会かもしれませんが、既存のサイトを長く続けてきた方ほど、新規ドメインへ移るのを躊躇すると思います。簡単にいえば、検索におけるグーグルからの評価がいったん振り出しに戻ってしまう訳ですから。
無料ブログのドメインを使ったまま審査に合格する方法
ただ、以前書いたこちらの手法を応用すれば、それも問題なく解決できるはずです。
簡単に言うと、この記事の要点は「グーグルアドセンス審査用のブログを作ってしまおう!」です。Google Adsenseは、いったん審査さえ通過して、アカウントを取得してしまえば、審査した時とは別のサイトに広告を貼っても問題ないのです。つまり、審査を通すためにいったん独自ドメインは使うものの、合格したあとは、従来のURLのままアドンセンスを利用すれば良いのです。
「グーグルアドンセスに申し込みたいけど、独自ドメインに移したくはない」という場合は、このような回避策が考えられます。
- 独自ドメインを取得する
- 独自ドメインを使い、Adsense審査用のブログを新たに作る
- 審査を受ける
- 合格したら、従来のブログに広告を貼る
審査用ブログの詳しい作り方は、さきほどの記事に書いていますのでご覧になってください。この方法でも独自ドメイン代はかかってしまいますが、安いドメインであれば、お名前.com あたりで年間30〜99円で取得できてしまうので、使い捨てにしても問題ないでしょう。
ちなみに、はてなブログで独自ドメインを導入する記事も以前書いたので、参考までにどうぞ。
まとめ 独自ドメイン必須の影響は?
グーグルとしては、広告の配信先に一定のクオリティを保ちたいという意図があるのではないかと思います。「本気でウェブサイトを運営するなら、独自ドメインくらい当然取得しているよね? やる気あるんだよね?」というのがグーグー神さまの意図ではないかと。放ったらかしにされている無料ブログのアドセンス・アカウントなんて山のようにあるでしょうから。また、アドンセス目当ての、低クオリティの無料ブログ/サイトが検索結果に入り込んでノイズ化するのを嫌ったのではないでしょうか。
とはいえ、実は、これだけ長い間サブドメインが認められていたのは日本だけなんですよね。他の国ではとっくに独自ドメインでなければ審査は通らない状態になっているので、本来あるべき姿に近づいたと言えるかもしれません。
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