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2016年夏ごろに、独自ドメインでなければそもそもアドセンスに申し込みさえできなくなるというルール改定がありました。これらの動きには「有益な情報を提供しているサイトでなければ評価しない」というグーグルの意思が明確に感じられます。以前はただの日記や雑記サイトでも余裕で審査を突破できたのですけどね。
「何度挑戦しても落選する」、「一次審査すら突破できない」、というご相談をいただくことも多くなり、審査記事を書いたものとしても、「アドセンスがダメなら別の方向性をなんとか提示できないものか」と考えて今回の記事を書いてみました。Google Adsenseに頼らずに、ネット副業で毎月5〜10万円以上の収益を上げることを目的としています。対象はブログですが、個人が運営するサイト全般にあてはめることが可能だと思っています。
目次
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グーグルアドセンスに落ちたなら、別の収益化を考えればいいじゃない?
「そんなマリーさんちのアントワネットみたいなことを言われても、『アドセンスが一番儲かる』ってあちこちに書いてあるじゃん!」と思われるかもしれません。
たしかに、それはある面では疑いようもない事実です。グーグルアドセンスのような広告をコンテンツ連動型広告配信サービスと呼びます。ページの内容に加えて、読者の閲覧履歴をベースにして、配信される広告が個人ごとに選別されています。
これにより、クリック率が他の広告媒体と比較すれば圧倒的に高く、その結果として、単価も高いのですね。したがってテーマのしぼられていない雑記ブログなどより、ある程度専門性の高いサイトの方が収益は高くなる傾向があります。
このタイプの広告としては、Googleの単価はまさに別格です。高収益の広告案件だと、1クリックで野口英世さん数人分の売り上げが発生することもあります。Amazonアフィリエイトなどと違って、自分で商品を選ぶ必要はなく、Googleが読者ひとりひとりに適した広告を配信してくれるので、いったん貼ってしまえば放置できるため、ブロガーとしては楽チンでもあります。
Googleアドセンス以外のクリック型広告
ところで、アドセンスと同じように広告収入が発生するサービスはほかにもたくさん存在しています。主だった所では、次のようなものがあります。
- 忍者Admax
審査がほぼないためいつでも・誰でも利用できるのが利点。ただし単価はきわめて低い - i-mobile
アドセンスの規約に抵触するような内容の記事でも可。ただしフィルター設定をしないとアダルト向け広告が流れる危険あり - medi8
クリックではなく、表示されただけで収入となるので、PVが多ければ多いほど報酬に直結する。実は大手ASP「A8.net」のサービス - nend
スマホに特化したアドネットワークサービス
いずれもAdsenseより収益面ではかなり落ちますが、その分、規約や審査はゆるいです。アドセンスの規約を見ると、お酒やギャンブル、アダルト系の要素は原則として禁止されています。その手の記事を多く書かれる方は、もうアドセンスはきっぱりと諦めて、これらグーグル以外の広告を貼る方が現実的だと思います。
ただ、繰り返しになりますが「貼る意味あるの?」というほど収益面ではとぼしいというのが実情ですね。平均すると1万PVあたり200円ちょっとの収入と言われており、アドセンスの10分の1といった程度ですね。しかも広告を貼れば貼るほどユーザーフレンドリーではなくなりますから、ブログを読みにくくしてまで貼るべきか、思案のしどころかとは思います。
アフィリエイト・ASP
次にとりあげるのはアフィリエイトです。ブロガーの場合、基本的にASPを通じて広告主と提携をする形になります。
アフィリエイト、ASPとは?
アフィリエイト・サービス・プロバイダ(Affiliate Service Provider)、略してASP。アフィリエイト広告の代理店のことです。ブログ主は、ASPを通じて自サイトに貼る広告を選び、広告主と提携(affiliate)します。読者がその広告の商品を購入・利用してくれると、成果報酬をいただける、という仕組みになっています。成果報酬型広告とも呼びます。
▲英語留学のアフィリエイト案件。成果により報酬が異なる
案件にもよりますが、アドセンスなどとは違い、広告がクリックされるだけでは収益は発生せず、実際に注文や申し込みをしてもらわなければなりません。その分、成約するまでのハードルは高いですが、単価も相当高く、クレジットカードやサプリメントなどの場合は、1件につき数千〜一万円以上の収益につながることも珍しくはありません。
ただ、それらの高収益案件は当然強豪、というよりは、もはやそれでご飯を食べて、法人化までしているプロがしのぎを削っているので、なかなか素人が参入する余地はないかもしれません。
しかしブログの方向性やテーマにあった商品/サービスをうまく紹介すれば、かなり有望な収益源になり得ます。やみくもに紹介するよりも、自サイトのカラーにあった商材はなにか?という方向から考えたほうがいいでしょう。
代表的なASPサービスをご紹介します。日本国内の大手と言えばこの3社かと思います。
- A8.net
最大手ASP。まずはここから、という感じですね。 - アフィリエイトB
獲得報酬に加えて消費税分がつくので、+8%の収入となるのが売り - バリューコマース
日本で一番番歴史のあるASP。独占案件も多いです
広告/アフィリエイト以外のネット副業で本当に稼げるの?
ブログの収益化を考える際にまず一番に候補としてあがるのは、ここまでにとりあげた、広告収入とアフィリエイトかと思います。貼るだけで良いので、お手軽ですしね(とはいえ、実際にはそれなりのクオリティの記事を書かなければほとんど意味がないのですが)。
ここでいったん、「ブログでの収益」から離れて、「ネットでの副業」としてよく推奨されている方法も検討してみようと思います。
クラウドソーシング
いわゆる「スキルや時間を売ります」系のお仕事です。ライターやりますとか、イラスト描きますとか。ギターを教えたり、カフェで英会話の講師をやります、というようなものまでありますね。
代表的なサービスはこの辺です。
- ランサーズ
最大手のクラウドソーシング・サービス。炎上することも多い印象です(笑) - サグーライティングプラチナ
登録するのにテストがあります。それだけに単価が高いです - ココナラ
500円から自分のスキルを売り込めるという点が面白いです。占いやTwitter用アイコン制作を売ってる人もいます
「ブログでお金を稼ごう!」という方であれば、文章力には一定の自信をお持ちだと思います。 また、自分の文章が売れる、お金になるというのはとても魅力的な話なんですよね。作家志望というほどではなくとも、どこか自尊心をくすぐる部分があるのは否定できません。それに完全に在宅でできるというのも大きなメリットですよね。
買いたたかれるライター系記事
しかし、現実的にはあまりおすすめできません。とくにライター系のお仕事だと、相当買い叩かれているのが現状です。わたしはこのブログを通じて旅行系記事の執筆依頼を何件かいただいたことがありますが、10,000~15,000円の報酬でした。長さは2,000字弱ですから、書くのに30分もかかりませんでした(もちろんそのほかに校正などもろもろのやり取りに時間は取られましたが)。
また、最近だと某オンライン英会話サービスのレビュー記事なども10,000円以上で依頼されましたが、調整にかかる時間等を考えると、コストパフォーマンスが悪いのでお断りしました。
それとくらべて、クラウドソーシング最大手の「ランサーズ」でライターをされている方の体験談を拝見すると……
最初は1記事1000文字500円程度だったところから、文字数アップ+文章構成のレベルアップで2000文字1200円に上がった例もあります。
2000文字で1200円とのこと。また、ライター案件を発注する側から見れば、1文字1円程度が相場のようです。
……安すぎます。思うに、いわゆる外注ライターとして収入を得ている方は、それこそブログなど、ご自分のメディアを持つことをおすすめします。クラウドソーシング系のサイトで仕事をもらってくるのと、ブログ経由で先方からの依頼を受けるのでは、まるで立場や報酬が違ってきます。
加えて、ちょうどDeNAのキュレーションサービス「Welq」が炎上を起こしていることもあり、ウェブライター稼業自体がいささか先行き不透明な状況ですね。
せどり・ネット転売
もうひとつ、ネットを使った副業としてよく出てくるのがこのせどりですね。こちらでも先ごろ、気になるニュースがありました。
「絶対に赤字にならない」などとうそをつき、古本店で購入した書籍をインターネットで転売する「せどり」による副業をもちかけたとして、宮城県警は15日、仙台市に事務所を置いていたソフト開発会社の実質経営者ら3人を、特定商取引法違反(不実の告知など)の疑いで逮捕した。
誘いに応じた人には入会金を払わせたり、古本の転売可能価格を調べるためのバーコードリーダーのような機材などを約30万円で購入させたりしていた。購入者は「転売後の利益はほとんどなかった」「一番多くて月に千円ほどだった」などと話しているという。
「せどり」というのは耳慣れない言葉かもしれませんが、要は中古販売、転売です。もともとは、古本屋に並んだ本の「背(せ)表紙」を見て、高値で転売できる本を買い入れる手法をさしていました。今では本に限らず、さまざまな商品の転売を意味する言葉となっています。
ブックオフ等に行くと、とても読みきれないような量の本をカートにどさどさ入れている人を見かけることがあります。近頃はソフトやスマホの発達が著しく、本のバーコードをピッと読み取れば、即座にAmazonやヤフオクの価格履歴が見れてしまうのです。それを元にして、仕入れるべき商品かどうかを決めているんですね。先ほどの記事にも出てきますが、専用のバーコードリーダーやソフトも多数あります。
もちろん、そんな便利なものがそこらへんにタダで転がっているわけではありません。またそのノウハウもしかり。「せどり 副業」で検索すると、おびただしい数のブログやサイトがヒットします。
一見無料で教えてくれるように見えますが、「ここから先は有料メルマガで」「ブログには書けない情報を、会員だけにお届けします」とあります。つまるところはノウハウを売っているんですね。それは有料メルマガだったり、個人有料相談だったり、せどり用ハード/ソフトだったりします。
そこにきて、このニュースです。もちろん、全部のせどりブログ/サイトが悪いとは思いません。親身に相談に乗ってくれる方も多いと思います。ただ中には、ニュースになったような悪質なケースもあるので、注意していただきたいですね。
加えて、純粋に副業やサイドビジネスとして見たときに、せどりに関してわたしが懐疑的なのは、次の3点です。
- 資金が必要
- 在庫が発生する
- 仕入れ、出店(出品)、商品発送、アフターケアが発生する
- 個々の顧客対応が必要
- 競合との価格競争に勝たねばならない
- 赤字のリスクがある
3点かと思ったら書いていくうちに幾つも浮かんできてしまいました(笑)。一般に、ネット副業やブログで稼ぐ際の利点といえば、
- 在庫が発生しない
- ネットで完結する
- 一度構築すれば手間がかからない
- 赤字のリスクがない
- 個人でマス(大勢)を相手にできる
などがあげられますが、せどりに限らずヤフオク・メルカリ・Amazonマーケットプレイスなどを使っての商売は、5点目以外のネットの利点をことごとく打ち消してしまうんですよね。しかも忘れてならないのは、これらのサービスには、すでにその道のプロのお店が出店しているということなんです。果たして素人に太刀打ちできるでしょうか?
それと比較すると、ブログの場合、投入するのは自分が記事を書くエネルギーだけです。赤字になりようがありません(時間はものすごく使いますけどね!)。強いて出費を挙げれば、ドメイン代やサーバー代くらいのものでしょうか。年に1万円といったところです。
それに対してせどりは、
- 売れないものを仕入れたら赤字
- 仕入れ値より値下げしたら赤字
- いったん売れても入金がなければ赤字
- 送料・手数料を超える利幅がなければ赤字
- 記事の例では、情報商材代金30万円分を回収できなければ赤字
- 顧客からのクレームで商品交換になったら赤字
- プロの値付けに勝てなければ赤字
等々…なかなか難しくありませんか? もちろん、あなたが独自の有利な仕入れルート/販売ルートを持っていたり、ある分野においての目利きなら誰にも負けない!と言うなら、その限りではありません。ただ多くの方にとっては、まして、初めてこれから参入しようという方にとっては、かなり厳しい環境といわざるを得ないですよね。
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あと、余談ですけど、99%のせどりブログって「自分はブラック企業で体をこわし、辞めざるを得なかった。困窮していたが、せどりで莫大な収入を得た。恩返しとして読者の皆様を助けたいんです!」というパターンなんですよね。判で押したように、みんな一緒。本当なんでしょうかね。助けたいと言いつつ高値のマニュアルを販売していますが。
ポイントサイト
ブログの収益化の話題に戻りましょう。ポイントサイトについても、なんとなくご存知の方は多いと思います。
とはいえ、わたし自身の経験ではもっとも成果が出ている方法であるにも関わらず、一般的なネット収益の議論を見るに、あまり扱いは大きくないのですよね。そこで、あらためて詳しくご紹介してみたいと思います。どうしても「単なる小遣い稼ぎ」みたいなイメージがあるため、見過ごされがちなのかもしれません。
あらためて、ポイントサイトとは?
これも広義ではアフィリエイト広告の一種にあたります。そしてグーグルアドセンスを落ちた方にこそ相性がいいんです。どういうことでしょうか? ためしに、わたしがポイントサイトの一月分の収益をまとめた記事をご覧になってみてください。
なにかお気づきになったでしょうか? 収入がいくらだったか、という話ではありません。この記事にはグーグルアドセンスの広告が貼っていないんです。今お読みのこの記事でもそうです。
もちろんわたしはアドセンスには合格しているので、ほかの記事、たとえばこちらの旅行記事には貼ってあります。
この2つの記事はなにが違うのでしょうか? 実はアドセンスにはこのような規約があるのです。
報酬プログラムを提供するページ
広告のクリックやウェブ サーフィン、メールの購読といった作業を行ったユーザーに対して支払いや報酬を約束するページに Google 広告を掲載することは許可されません。
また、そうしたサービスの宣伝や導入手順の紹介コンテンツにユーザーを誘導することを主たる目的とするページに Google 広告を掲載することは許可されません。
ポイントサイトはまさにこの「報酬プログラムを提供するページ」に該当するんですね。このため、ポイントサイトについて触れている記事では、アドセンスを非表示にしてあるんです。アドセンスとポインサイトは、このように非常に相性が悪いんです。Google Adsenseを利用できないのなら、むしろ開き直って(笑)、思う存分ポイントサイトの案件を紹介できるということになります。
ちなみに、上の記事内でまとめた一月の収益は、次の通りでした。
現金換算 | ANAマイル換算 | |
---|---|---|
Point Town | 47,911 | 41,400 |
Get Money! | 44,353 | 39,917 |
Poney | 41,414 | 37,272 |
ハピタス | 30,000 | 27,000 |
ちょびリッチ | 26,837 | 24,185 |
ポイントハンター | 6,000 | |
合計 | 196,515円 | 169,774マイル |
なかなかの収益だと思いませんか? 当ブログの平均月間PVは10〜15万程度です。一年近くかけてこれですから恥ずかしいというか、大したものではないのですが……アドセンスは諭吉さん5人もいかないというところなので、ポイントサイトの方がはるかに収益化できていることは間違いありません。ポイントサイトだけで、20万円近くの収益です。
ポイントサイトで収益を上げる方法
これはポイントサイトによって異なりますが、代表的な方法としては、次のようなものがあげられます。
- 広告動画視聴
- アンケート回答
- ゲーム
- アプリダウンロード
- セルフアフィリエイト
- 友達紹介
- モニター案件
紹介しておいてなんですが、このうち、最後の3つ以外は基本的にやる必要はまったくありません。時間の無駄です。
▲ポイントタウンのアンケート
というのは、いずれももらえる報酬が10円とか、せいぜい100円とかなのです。アプリダウンロードくらいならまだ時間もかかりませんが、それ以外は数分、なかには何十分もかかってアンケートに回答して、ようやく数百円、なんてことも珍しくないんです。時間単価が低すぎます。
それと比べて、最後の3つ、セルフアフィリエイト、友達紹介、モニター案件は数千円〜数万円の収入が発生します。ちまちまと数百円稼ぐよりも、がつっと何万円も稼ぐほうに時間を使うべきなんです。
またまた余談ですが、なぜか副業とか生活資金とか家計とかの話題になると、「とことん節約!」「できることからコツコツと」みたいな話になりがちなんですよね。これが不思議でなりません。「コツコツと節約して、一年にすれば数千円もお得なんですよ~!」とかTVの節約テクニックでよく目にしますが……気長すぎませんか?
わたしは1年間かけて数万円節約するよりも、毎月数万円の副収入アップが欲しいです。そのためにポイントサイトを使っています。具体的な利用方法を見てみましょう。
セルフアフィリエイト
”セルフ”と付いている通り、自分でアフィリエイト案件をこなす方法です。ちょっとわかりにくいですね。実例を見てみます。
ショッピング
楽天市場をはじめとして、オンラインショッピングをする際にポイントサイトを経由すると、数パーセントがポイントとして戻ってくるんです。カードで決済をすれば、それだけでポイントの二重取りになるから嬉しいところです。
楽天以外にもセブンイレブン、Yahoo!ショッピング、ビックカメラなど様々な店舗があるので、ネットで買い物をする際にはぜひポイントサイトをチェックするようにしましょう。
クレジットカード
▲ハピタスのクレジットカード案件
このセゾンカードは年会費・入会費無料、つまり発行しても一切お金のかからないカードです。こちらをポインサイト経由で発行するだけで、 8,000円相当のポイントがもらえます(ポイントは現金として銀行口座に振り込んでもらったり、Amazon ギフト券にしたり、ANAマイルにしたり、色々な使い方が可能)。
誰でも数枚はクレジットカードをお持ちだと思います。あなたは今までカードを発行する時、ポインサイトを通していましたか? そうでなければ、残念ながら相当の損をしていた可能性が高いです。店頭や駅等で勧誘されるときの特典よりも、ポイントサイトでもらえる額の方がはるかに大きいからです。
わたしが今まで発行したカードでは、ダイナースクラブの4万円相当のポイントが過去最高でした。ダイナース自身の入会キャンペーンとあわせれば6万円相当のポイントがもらえましたから、かなり破格の条件でしたね。
ただし、カードは闇雲に、立て続けに申し込むと、「キャッシュに困っているのでは?」とカード会社に警戒されてしまいます。クレジットカードの基礎知識ともいうべき内容はこちらでご紹介しています。
わたし自身は、カード発行に関しては次のルールを守るようにしています。
- 月に1枚か2枚ずつの発行
- 審査中は新たに申し込まない
- 審査に落ちたら6ヶ月は新規申し込みをしない
- 発行したら、毎月一度は決済する
- 11ヶ月目で解約する(年会費無料のものはそのまま保有してもよい)
あわせて、クレジットカード各社の入会キャンペーンを利用すると、驚くほどのペースでポイントが貯まっていきます。
FX取引
また別の案件を見てみましょう。FX口座・取引です。FXなんていうと眉をしかめる方もおいでかもしれませんが、それが正しいです。本格的なFX取引などほぼギャンブルなので、するものじゃありません。
では何故勧めるのかと言えば、ポイントが付与されるのに必要な取引条件さえ満たせば、あとは一切放置状態でかまわないんです。本格的な取引などする必要はありませんし、また、するべきでもないでしょう。
具体的な報酬とその獲得条件は会社によって異なりますが、
- 口座開設
- 1通貨取引
- 1lot取引
この程度の、たやすくこなせる案件を利用していきます。口座を開設するだけで数千円もらえる案件が一番簡単ですね。次が少量取引。なかでも1通貨取引が条件となっているSBI FXは、1USドルを買って日本円に戻すだけで2万円近いポイントがもらえるお得ぶりから、かなりの人気です。こちらもわたしが実際に行ったときの記事を書いています。
取引で発生した損益は0.0053円の+でしたが、あまりに小さすぎてよくわかりません。銀行の振り込み手数料の方が高いです。今開催中のFX案件をいくつか見てみましょう。
▲こちらはゲットマネーというポイントサイト。10PT=1円なので、口座開設だけで1,500円がもらえて…
▲1lot取引で15,000円がもらえます
モニター案件
セルフアフィリエイトと並んで、もう一つお得なのはモニター案件です。レストランで食事したり、モニターとして商品を買うと、代金の50〜100%戻ってくる制度で、収入が増えるわけではありませんが、まさにこういうものこそ「節約術」と呼ぶべきでしょう。こちらは次の記事を参考にしてみてください。外食をするだけで、いわばキャッシュバックでお金がもらえてしまうというわけです。
友達紹介
友達紹介は、ブログの副業としてポイントサイトがもっとも適している理由といえるかもしれません。友達と言っても、リアルの知人である必要はありません(もちろんそれでもいいんですが)。
読者の方にブログ経由で各ポイントサイトに登録してもらえば、友達とみなされるのです。友達になってもらうと何が良いのかといえば、友達がそのポイントサイトで稼いだ額の数パーセントが、ボーナスとして自分に入ってきます。
こう書くと、ネットワークビジネスっぽい響きがありますが、大きな違いがあります。ボーナス分は、あくまでもポイントサイト運営会社が支払ってくれるのであり、あなたや友達の取り分が減るわけではありません。したがって、あなたと読者の両方に一切のデメリットはなく、お互いにWin-Winの関係でいられるのですね。
友達紹介のコツは?
「でも友達紹介なんてそんなにうまくいくの?」と思われるかもしれません。たしかにそう簡単ではありません。個人的に思うコツとしては、
- 実体験を元に、リアリティのある記事を提供する
- 読者の方につつみ隠さず、メリットとデメリットを含めて情報を公開する
この2点が大切だと思います。副業に限ったことではなく、ネットやブログにおいて、「この人は実際に経験したことを書いているんだな」という、実体験から生み出されるリアリティある言葉以上に、読者の信頼を勝ちうるものはありません。
実体験を大切にする
言うことがあやふやで説得力に欠け、「この人アドセンスの審査に本当に受かったの?」「ポイントサイトで本当に副収入を得ているの?」と不審に思ってしまう相手の言葉に耳を傾ける人がいるでしょうか? 経験していないことはどうしたってボロが出ます。齟齬や矛盾、不正確さが生じます。
ポイントサイトの登録から利用まで、一通りの流れを経験している人であれば、各種の実績を公開できるし、分かりにくかったところをフォローできるんですよね。なぜなら自分も通った道なので、初心者がつまづくところを理解しているからです。言葉の重みが違います。
メリットとデメリットの両方を開示する
例えばこの記事でも、わたし自身の利益だけを目指すなら、ポイントサイトやせどり等のメリットのみを紹介する方が、率直に言って、利益に直結します。しかし、いったん登録していただいた後で、そのことを知った読者の方はどう思うでしょうか。「だまされたな」という印象が残り、もうブログに再訪してはもらえないでしょう。
そのために、この記事でもひと月の収入だけでなく、各サービス・各副業のデメリットについても触れています。それを読んで納得のいった方だけご登録いただければ、という姿勢だからです。もちろん「ここから先は有料メルマガで」ということもありません(笑)。
ポイントサイトの仕組みとは?
ところで、ポイントサイトに関しては、登録/利用するにあたって、入会金などは一切かからない点も書いておきたいです。となれば、「なんで無料でカードを発見するだけでそんなにお金がもらえるの?」という疑問が当然出てきますよね。
ポイントサイトの仕組みは、このような形になっています。
企業(例:JTB、Expedia)がポイントサイトに広告を出す
↓
ユーザーがその広告経由で各種サービスを利用する
↓
企業から、ポイントサイト経由で広告費の一部がユーザーに支払われる
つまり、企業がテレビや雑誌に出していた広告費の一部を直接ユーザーの獲得に使っている、というわけなんですね。放送しっぱなし、掲載しっぱなしで効果があったのかわかりにくい旧来のメディア広告と違って、ユーザーの獲得状況や、獲得にかかったコストが把握できるため、ネット広告は隆盛を極めています。ポイントサイトもその一端を担っていることになります。
グーグルアドセンスも広告ですから、結局は同じようなものなんですね。
おすすめのポイントサイトは?
しかもJTBや楽天などの名だたる企業が出稿しているという意味では安心感がありますよね。そのため、ポイントサイトの数も爆発的に増加しており、今では数十を数えるまでになっています。サービスごとに利用のしやすさや得意分野があるので、わたしが利用しているポイントサイトを、目的別にいくつかご紹介します。
・マイル派/せどり派
当ブログは、「マイルで100の世界遺産!旅行記」というタイトルにもあるように、本来は飛行機のマイレージを貯めて、海外旅行に行くことをテーマにしています。そのようにマイルを貯める人々のことを陸マイラーと呼ぶのですが、マイラー界で一番の定番とされるポイントサイトは「ハピタス」です。
▼こちらからハピタスに登録すると30PTがもらえます
旅行好きにとっては、ポイントは現金にするよりもマイルにする方がぐっと価値が上がります。同じように旅行好きの方は以下の記事を参考にしてみてください(当ブログの主力コンテンツなのでめちゃくちゃ記事数が多い点にご注意)。
ただし、ハピタスにもひとつデメリットがあります。それは、毎月の交換上限が30,000ポイントまで、つまり30,000円までと決まっている点です。3万円を超えてのマイル化、あるいは現金化はできません。ただし、オンライン書店であるハピタス書店であれば無制限に利用できるのです。
小説・CD・DVDなど、せどりの仕入れを無料にしてしまう裏技ルート
トート
ハピタスのポイントは、ハピタス堂書店であればいくらでも利用できます。ほとんど無料で入手できるポイントで、売れ筋のCDやマンガなどを購入すれば、儲かる一方です。仕入れ値がかかっていないのですから、絶対に赤字にはなりませんし、発売されたばかりの新商品でも仕入れることが可能なので、在庫として売れ残るリスクも、まずないでしょう。
当ブログはマイレージを貯めることをテーマにしているのですが、副業的にせどりで収入を考えている方は、ハピタス・ポイントを使ったせどり術をぜひマスターしてはいかがでしょうか。
・モニター案件派
記事の途中でご紹介した、モニター調査で報酬がもらえる方法。これはふだんの食費でマイルやお小遣いが貯まっていくので、ぜひともマスターしていただきたいです。ハピタスの場合は、残念ながらこのモニター案件がないのです。
モニター案件があるサイトでわたしが一番使っているのはポイントタウンです。というのは、会員ランクを上げると15%分のボーナスがつくからです。ランクはすぐに上げることが出来ます。 東証一部上場のGMOが運営しているというのも安心感がありますよね。クレジットカード案件等も豊富です。
▼ポイントタウンへの登録はこちらからどうぞ
・紹介制度
ハピタスの紹介制度は全ポイントサイト中で圧倒的な効率を誇ります。最高ステージでは、紹介したお友達の獲得ポイントの40%があなたももらえる、というもの。これは他のどんなポイントサイトもかないません。破格と言えます。
とくにご家族で貯める場合には、登録後にご家族を紹介すれば良いので、非常に効率的にポイントを貯めることが可能です。
まずは必須と言えるこの2つのサイトから使ってみて、必要があれば登録を増やしていくと良いでしょう。
まとめ
さて、ブログを収益化する色々な方法を見てきました。それぞれメリット・デメリットがありますし、また、個々人の好みや向き不向きもあると思います。
- アドセンス以外の広告
- アフィリエイト
- クラウドソーシング
- せどり
- ポイントサイト
ひとつ言えるのは、アドセンスに頼らずとも、一定の収益をあげるのは十分に可能である、そしてブログという媒体にはそれだけの力がある、ということです。 決して楽な道だとは言いません。
わたしがあえてアドバイスを送るなら「継続は力なり」、これにつきると思います。一年と経たずに20万円の収益を上げられるようになったのは予想外の成果でした。あまり使われることのないポイントサイトという手法をうまく活用できたおかげかと思います。
「せっかくブログを運営するなら稼ぎたい」という方は、この記事でご紹介した方法のなかで、ご自分に適したもの、「おもしろそうだな」と感じたものから、まずは試してみてはいかがでしょうか?
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