トート
部屋からの眺め。朝靄に煙るニューヨーク。眼下にブロードウェイ通りが走っています
目次
ロケーション
ホテルはブロードウェイ通りに面しており、立地としては文句ありません! ちょうどセントラル・パークとタイムズ・スクエアの中間地点といったところでしょうか。実はこのレジデンス・イン、コートヤード・バイ・マリオット ニューヨーク・マンハッタン/セントラルパークと同じ建物で、レセプションも一緒でした。「どちらにお泊りですか?」と聞かれたのですが、なかなか珍しいですよね。レジデンス・インのほうが、その名の通り、長期滞在者向けになっています。
使用するエレベーターによって、レジデンス・インとコートヤードが分かれている様です。お値段はレジデンス・インのほうが、心持ち高めです。コートヤード側には泊まったことがないので、各種設備がどの程度違うのかはわかりませんが。コートヤード側の客室名を見ると「セントラル・パーク・ビュー」という表記がないので、方角あるいは階数的に、公園が見える部屋がないのかもしれません。
SPG Amex効果で無料客室アップグレード。ホテル最上階へ!
今回のホテルは最低価格で予約したものでしたが、SPGアメックス・カード効果によって、自動的にマリオット・リワードのゴールド会員扱いとなり、客室の無料アップグレードを受けることができました。チェックイン・カウンターでは「上層階ですよ」との説明を受けましたが、SPG Amexに付帯している無料特典なので、さほど期待していませんでした。
ところが実際のフロアを確認すると、なんとホテル最上階の65階。しかも角部屋。到着したのは夜だったので、ガチャリと扉を開けると、目に飛び込んで来たのはニューヨークの夜景でした。これにはテンションが上がりました!
部屋の正面、東側を望む
翌日には、窓からセントラル・パークがばっちりと見えました。ホテルでも一番いい部屋のひとつと言っていいのではないでしょうか? 65階といえば展望台クラスの高さです。翌朝には、朝もやがたちこめる高層ビル街の景色を楽しむことができました。それが冒頭の一枚です。
上の写真はレジデンス・インの公式サイトから借りてきたもの。宣材で使われている部屋でした。
夜は、公園の方角は黒く塗りたくられたような、ぽっかりとした空間になっています。
翌朝。まだ靄が残っていますが、セントラルパークがその姿を現してくれました。
朝靄が晴れると、きれいな緑が広がっています。セントラルパークは思いのほか大きいんだなというのが実感できます。実際、公園の北端まで歩いてみようかと思ったのですが、途中で断念してしまいました。南北の長さは4キロに及びます。
セントラルパークとは反対方向、南方面を見ると、煌煌と光り輝くタイムズ・スクエアが確認できます。ホテルからタイムズスクエアの間には「ミス・サイゴン」を始めとして幾多のミュージカルが上演されています。
ベッド
ベッドはキングサイズがひとつ。パリッとしたシーツ、気持ちいいですね。いつも思いますがホテルの枕多すぎ問題はいつ解決されるのでしょうか……。
クローゼットが正面に。右手奥にキッチンが見えます。キッチン設備が充実していることがレジデンス・インの売りでもあります。
バスルーム
バスルームは綺麗に整っており、掃除も行き届いていました。嬉しかったのは、バスタブが付いていたことですね。ふだんは旅先で浴槽があってもシャワーで済ませてしまうことが多いのですが、JFK空港に着いて初日の宿だったので、ゆっくりと疲れを取ることができました。
ただ、浴槽の栓がどうやっても上手くはまらず、しばらく苦労しました(笑)。言葉では説明しにくいのですが、栓抜きのようにくるくる回して長さを調整してはめることで、最終的には本来の使い方ができました。
シャワーもお湯の出し方が少し分かりにくかったです。メーターの下にあるハンドルをぐるぐるぐると回さなければなりません。しばらくは水しか出てこないので、回している間、冷たいんですよね(笑)。回し続けると、そのうちお湯が出てきます。シャワーの水圧は文句ありませんでした。
アメニティはRain Kissed Leaves。あまりなじみのないブランドでしたが、グリーンを押し出していることもあってか、すっきりとした控えめの香りなのが良かったです。念のためですが歯ブラシはなし、ドライヤーはあり。
同じマリオット系列のレジデンス・インとコートヤードの違いとは?
この建物は、マリオット系列に属するレジデンス・インとコートヤードが同居している構造であることはすでに触れました。写真の通り、入り口にもResidence、Courtyard両方の名前が書かれています。
両ブランドの違いですが、名前にレジデンス(住居)とあるように、レジデンス・インはコートヤードよりも長期滞在者向けとなっています。公式サイトを見ると、このような説明がありました。
Residence Inn is the pioneer and leader of the extended stay hotel category with more than 650 all-suites hotels across 4 continents. Our spacious suites are designed for longer stays with separate living and sleeping areas so you can work and relax.
“extended stay hotel”は長期滞在型ホテルを意味します。そのため、客室内のキッチンには、レンジ、調理器具、冷蔵庫、グラス、カトラリーなど、一通りの設備が整っています。
メカニカルな電子レンジの扉を開けてみました
基本的にどの食器も4個セットです
コーヒーメーカー・お茶セット。次に触れますが、朝食会場ではコーヒーがテイクアウト自由でした
マリオット・ゴールドによって無料の朝食も
SPGアメックスの効果で、お部屋を最上階にまでアップグレードしてもらえました。マリオット・ゴールド・エリートのさらにもうひとつの自動付帯特典として、無料の朝食があります。
朝食会場は2階(3階だったかも)で、大きく開放的な窓が気持ちのよい場所でした。ソファやテーブルも、ゆったりとした作りです。メニューはよくあるホテルのブレックファストといったところですが、コーヒーも無料でテイクアウトできますし、なにより、大きなビルボードの前を黄色いタクシーが通るのを眺めながらの朝食はニューヨーク感?を盛り立ててくれます。
高い窓。開放感があります。スペース的には200人くらいなら入れるのではないかと思います
窓の外に見える広告も面白い
北米でよく見るセルフ・ワッフル焼き機。原理は鯛焼き機みたいな感じです。生地を流し込んで…
蓋をあわせるように閉じると、数分で完成。ホイップクリームや蜂蜜、チョコレートなどを乗せ放題です
レイト・チエックアウトは確認を
マリオット・ゴールドリワードには無料アップグレードと無料朝食のほかに、16時までのレイト・チェックアウトが付いています。予約時に一応要望欄には書いておいたのですが、十中八九、スルーされます(笑)。言えば対応してくれるので、チェックインする際にきちんと要望を伝えましょう。
ホテル付近の見所
冒頭でも述べた通り、セントラルパークとタイムズスクエアの中間地点にあるので、非常に便利です。さらに、ホテルはブロードウェイ通りに面しているので、ミュージカルを観るにもうってつけ。MOMAやロックフェラーセンターへも歩いて行けます。観光の拠点としては、これ以上ない立地だと言えます。
到着した夜にさっそくブロードウェイを南に下って、タイムズ・スクエアまで行ってみました。ツインピークスのビルボードがいい味出しています
タイムズスクエアには騎馬隊が。ヨーロッパでもよく見かけますが、かっこいいですよね。馬好きなので撫でておきました。このあと自分でもセントラル・パークで馬に乗ったのですが、ニューヨーク観光の話は次の記事に詳しいです。
まとめ
ニューヨークでは、マリオット系列のホテル5ヶ所に泊まりましたが、総じて、このレジデンス・イン・バイ・マリオット・ニューヨーク・マンハッタン/セントラルパーク(長い)が一番良かったです。もちろんリッツ・カールトンを除いての話ではありますが。
▼ザ・リッツ・カールトンの宿泊記はこちらをどうぞ
オンボロ設備の多いニューヨークのホテルにあっては設備も比較的新しく、フロント・スタッフの対応も好感が持てました。手頃な袋がないか尋ねると、あとで部屋までにこやかに持ってきてくれました。また、2〜3万円程度の同価格帯ではバスタブがないホテルも多い(というか大抵ない)ので、それが用意されていただけでも、ポイントが高いです。
朝食会場も窓が大きくて気持ちが良いですし、なんといっても部屋からの眺めが良かったですね。もちろん朝食と客室の無料アップグレードはゴールド会員効果あってものですが、いきなりマリオットのゴールド会員になれるSPG AMEXの威力をあらためて感じた滞在でもありました。
*マリオット系列なのになぜSPG=スターウッド系列の話がよく出てくるのか不思議に思われた方もいらっしゃるかもしれません。2016年にマリオットがスターウッドを買収した副産物で、SPGアメックスを発行すると、SPG・マリオット・リッツカールトンの3ブランドでいきなりゴールド会員になることが可能になったのでした。
▼SPGアメックスとゴールド会員資格、宿泊特典については以下の記事をどうぞ
▼入会と同時にプラチナ資格を取ってしまうのもありだと思います
▼ニューヨーク観光全般についてはこちらをどうぞ
▼ニューヨークまでのJALファーストクラス・フライトはこちらをどうぞ
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