トート
▲ホテルの周囲には多数の馬車が待機していました(セントラルパークの観光用)
立地はセントラル・パークから通りを一本隔てただけです。意外と外観はこぢんまりとしているといいますか、近くに立つプラザホテルのような華やかさはありません。
▲カードキー
もともとはホテル・サン・モリッツが営業していた建物をリッツ・カールトンが1999年に買収して、その後3年間をかけて改修したものです。クラシカルなラグジュアリーホテルといった趣で、抑えた品があります。セントラルパーク付近はいつも馬車が待機しているのですが、高級ホテルの連なる一体の雰囲気によくあっています。
▲公式サイトより。
移動にはUBERを使ったので、ホテルの前まで行かず、手前の交差点で下ろされてしまいました。5メートルほどスーツケースを引きずってホテルに到着。レセプション・カウンターはすいており、チェックインはスムーズなものでした。
全体的にこぢんまりとしていますが、光量をおさえて居心地のいいロビー兼ラウンジ。窓や天井が高いラウンジもいいですが、重厚さのある雰囲気のほうが好きかな。
目次
SPG アメックス効果で無料客室アップグレード
SPG AMEXカードの記事で書いたとおり、自動的にゴールド会員として扱われ、無料の客室アップグレードを受けることができました。公式サイトを使って予約したため、チェックインの際に、とくにこちらからアップグレードを要望する必要もありませんでした。
マリオットの公式ページから予約すると、このようにリクエストを出すことができます。
ただ、実際にアップグレードされたかは当日の空き状況やホテルの対応にもよるので、客室に着いて「本当にアップグレードされたのかな?」と感じたときには、聞くことが大事です。チェックイン時には部屋が空いておらずアップグレードが無理でも、その後に変えてくれることもあります。
レイトチェックアウトは確認を
もうひとつのゴールド会員特典である「16時までのレイト・チェックアウト」についても、予約した際に希望は出していたのですが、チェックイン時にあらためてお願いするのが無難です。ニューヨークで利用したマリオット系列ホテルでは、チェックイン時にこちらからうながさないと、レイトチェックアウトはつけてくれないケースがほとんどでした。
客室はパーシャル・パーク・ビュー
▲こんもりデュベが少しめくれているのはご愛嬌
さて、アップグレードされた部屋ですが、15階の客室を用意してくれました。38㎡のパーシャルパークビューです。とにかく客室の狭いニューヨークなので、これでも利用したホテルのなかでは一、二番の広さでした。
コリドーと言いますかホールと言いますか。靴を脱ギっと。
ベッドの正面にテレビやミニバーなど。両端のドアはクローゼットです。
スピーカーはBOSEでした。テレビはほとんどつけなかったのですが、自分のiPhoneに入れた音楽を飛ばせたのがとても良かったです。
寝心地はふかーふかー。個人的な好みではやわらか過ぎるくらいでした。リネンの織り目は400スレッドだそうで、肌に触れる感触はなめらかだけどパリッとしていて、美味しかったです。美味しかった?
バスルーム
ライティング・デスクの横にバスルームへ通じる扉があります。
アメニティはアスプレイ。馴染みのないブランドでしたが、箱にプリンス・オブ・ウェールズの勅許状を下賜されているのが見てとれます。
シャワーとバスタブは別。写真だとバスタブは狭そうですが実際は十分な広さでした。どうもここに限らず、客室内の絵画のセレクションは趣味ではなかったです。
シンク。下にはタオルやスリッパ。
リッツ・カールトンのライオン・ロゴ、かわいくて好きです
トイレは、まぁいたって普通です(笑)。
バス・ローブがドアの後ろにかかっていました。銃を取り出そうとしているように見える…
ミニバーと冷蔵庫
おつまみのナッツやらお菓子やら。
ミネラルウォーターはリッツ・カールトン・ブランド?のものはお願いすれば無料で提供されます
セントラル・パーク・ビュー
片方の窓からセントラル・パークが見えます。その名を名前に冠しているホテルなので、やはり公園の眺望は欲しいですよね。
窓越しに。本当にすぐ目の前です。なおここから50メートルほど右へいくと地下鉄への入り口があります
帰国後に公式サイトを見たところ、まさにトップページで紹介されている部屋でした。ここに無料でアップグレードされたのですから嬉しいですね。
お隣のサラベスで朝食
Central Park South | Sarabeth’s
ホテルの朝食は、値段のわりにそれほどでも……という噂を聞いていたこともあり、ホテルの2軒隣にある、サラベスでいただくことにしました。東京店ではサラベス名物のエッグ・ベネディクトを食べたことがあるのですが、そもそもあまりベネディクトが好きではないので、パンケーキに。
うむ。お味は……パンケーキでした。パンケーキブームってありましたけど、そんなに変わらないですよね、どこで食べても(笑)。コーヒーは美味しかったです! サラベスの予約は入れませんでしたが、平日朝9時で9割の席は埋まっていました。
セントラルパークをはじめとした観光拠点として
▲公園内のレンタサイクルはニューヨーク・パスに含まれていました
▲天気もよくて気持ちよかったです
ホテルの目の前にあるセントラル・パークでは、レンタサイクルや、乗馬を楽しみました。汚れたりしてもすぐ部屋に戻れるので、絶好のロケーションです。ニューヨーク観光については下記の記事に詳しいです。
またセントラルパークを取り囲むようにしてメトロポリタン美術館、フリック・コレクション、アメリカ自然史博物館、グッゲンハイム美術館など、世界有数のミュージアムが立ち並んでいるので、ホテルはその拠点としても最高の立地だと思います。
とはいっても、メトロポリタン美術館、アメリカ自然史博物館へは30分弱かかるので、散歩を兼ねる場合を除けば、徒歩でいくには少々無理があるかもしれません。公園と反対方向にあるMOMAは歩いてすぐです。
▲MOMAのマティス
もちろん公園とは反対方向にある5~7番街、中心部へもアクセス良好です。タイムズ・スクエアやブロードウェイ周辺でミュージカルを鑑賞したあと、歩いて帰るには少し距離がありますけれど。15分はかからないので、歩くのが苦にならない人なら、夜風に吹かれてよい散歩になると思います。
▲同じ通りには同系列のJWマリオット・エセックスハウスがあります。JALがらみのいわくつきの物件ですね。奥には輝くタイムズ・スクエア。
もうひとつのザ・リッツ・カールトン、バッテリー・パーク
ニューヨークにあるもうひとつのリッツ・カールトン・バッテリーパークは、マンハッタンの南端に位置しています。ウォール街も近く、どちらかといえばセントラルパークは観光、バッテリーパークはビジネス用途、という傾向が強いそうです。こちらは公園ではなく、部屋の窓から自由の女神が見えることが売りになっています。自由の女神/エリス島行きのボートは大変混みあうので、その点、乗り場が目の前にあるのは大きな利点ですね。
まとめ
さすがはフラッグシップとも言えるザ・リッツ・カールトン ニューヨーク・セントラルパーク 。実に居心地の良い滞在となりました。一泊の料金は、宿泊料金(推定) 975ドル。
推定とあるのは、今回はSPGアメックスカードのスターポイントを利用して宿泊したため、お金を使う必要がなかったためです。マリオット・リワードだと70,000ポイント必要なところ、3分の1の24,000スターポイントで済んだため、1スターポイント=5円にせまる使い方ができました。本来の価値の2倍ですね。
あらためて1スターポイント=3マリオット・リワードという交換レートは強力だと感じました。とにかくニューヨークはホテル代が高いので、賢く各種のカードやポイントを使っていきたいですね!
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▼ANAマイルの方がJALよりは簡単に貯められます
さすが写真が素敵です!
id:yoshiyoshi10 さん
ありがとうございます!ロケーションが良いと下手な腕でもうまそうに撮れます笑。